皆さんこんにちは。
エンタです。
その1では日給制と月給制、その2では職人が選べる3つの給料コースについて書きました。
今回は、そこからもう一歩先です。

会社は、職人の何に対して給料を払っているのか?
出勤した日数。資格。職長としての責任。
もちろん、どれも大事です。
でも、雨で施工が止まった日に、その人の技術まで消えるわけではありませんよね。
そこで考えてみたいのが「職人サブスク」です。
正式な給与制度の名前ではなく、技術を持つ人と施工体制を、年間を通して確保する。
雨で現場が止まっても、職人の技術はなくならない
例えば、削孔中にいつもと違う音がした場面を考えてみてください。
異常に気付いて止める人。確認すべき箇所を整理する人。若手に、なぜ止めたのかを説明する人。
こうした働きも給料の評価にはいるのでは?(まぁ細かすぎる話しですがw)
施工数量だけを数えれば、機械を止めた時間は成果に見えにくい。
でも、その判断や教育まで評価する方が、会社として筋が通っているのかも。
倉庫の整理、消耗品の確認、次の現場の段取りも同じです。
現場に出ない日の仕事を決めて、所定の勤務時間内に取り組んでもらう。雨の日を、技術を維持する日に変えるわけです。
もちろん、仕事を用意すれば何でも解決する話ではありません。
会社側が年間の仕事と人件費を組み立てる必要があります。そこまで含めて、給料の払い方を考えた方がいいのか。
雨の日でもしっかりやる事とを決めておけば雇いやすいということですねw

海外の制度に見る、天候リスクの分け方
調べた限りでは、海外にも天候による収入減を支える仕組みがありました。
オーストラリアのFair Work Ombudsmanが公開する建築・土木分野の労働条件規定では、悪天候でどの場所でも作業できない場合、通常労働時間について4週間で最大32時間分を支払う規定があるそうです。
ただし、対象分野や第24条の条件があり、全ての建設労働者に無条件で適用される話ではありません。
途中入職や短時間勤務の扱いも別に定められています。
ドイツ連邦雇用庁の案内では、建設業などを対象に、12月から3月の一時的で避けられない仕事の減少による賃金の減額を補う「季節短時間労働給付」があります。こちらも事業・雇用などの要件がある制度です。
そのまま日本へ持ってくればよい、という意味ではありません。
参考にしたいのは、仕事が止まるリスクを、職人一人だけの問題にしない考え方です。(その2に書きました)
なお、日本でも「雨なら給料も手当もゼロ」とは一律に決められません。
厚生労働省の説明では、使用者の責に帰すべき事由による休業には、平均賃金の60%以上の休業手当が必要です。雨天時の扱いは、休業の事情や契約を確認する必要があります。
この部分を、知らん!と言うのかどうかで経営者として考えが・・・w
建設業の給料を、固定給・技能給・成果給で組み立てる
ここからは個人的な考えです。
日給か月給かだけでなく、給料を次の4つに分けます。
| 給与の部分 | 評価するもの | 支払いの考え方 |
|---|---|---|
| 基本給 | 所定の仕事を継続して担うこと | 月額固定 |
| 技能・責任給 | 技能、資格、職長、教育担当 | 担当・等級に応じた固定手当 |
| 現場成果給 | 品質、段取り、改善への貢献 | 事前の条件に応じて変動 |
| 利益還元 | 会社全体の成果 | 業績と規程に応じた賞与 |
基本給で毎月の見通しを立て、技能や責任を引き受ければ固定部分が上がる。さらに成果が出れば上乗せする。
こういう組み合わせです。
仮に、基本給28万円、技能手当3万円、職長手当3万円なら、固定部分は月34万円。成果給が2万円支給される月は、合計36万円です。
その利益還元を年間で平たく次年度にサブスク的にONする。もしくはその翌月から利益の10%程度を現場月数分のサブスクで毎月支給する。
利益を一気に還元せずに数ヶ月に渡って支払えば会社も少しらくかも?って感じで・・・

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実はですね。
これ以上にたくさん書いたんです!
上記の様な、あーすればいい、こーすればいい。
こうすればもっと良くなるのでは?
職人もやる気出してドンドンがんばってくれるかも?
っていっぱい案を書いたんですが、すべて消しました!!!!
無理!
絶対無理!
書きながら、これだれが管理するのよ?
そこまで細かくやって誰が管理するのよ?
ただでさえ人手不足。
机上の空論はだれでも書けます!
でも実際は、無理ですよ。
成功報酬型も良いとは思いますよ?
しかし、実際良い現場、悪い現場あります。一律に評価できない。
腕の良い職人は大変な現場に行きがちです。
そうなると不公平感出ます。
そしてなによりも、現場別で成功報酬制にした場合、月次決算を行い全てにおいて利益率を出す。
小さい建設業者には大変ですし、絶対やらないw
うちでも、全体の利益しか確認してません。(各現場はザックリですよw)

結局今の形がシンプルなんです。
日給制、日給月給制、月給制
これを毎年か、3年に1度か、変更したい時に毎回契約書をまき直す。
同意の上で決める。
年収500万前後で単価決めて、それを割り振るだけで簡単に作成出来ますし、
煩わしい計算せずに決めれるのがこの3つの支払方法なんだと思います。
仮に年収500万円、週休2日の一般企業を想定して、月給制・日給制・日給月給制の3種類を比較します。
1. 計算条件
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年収:500万円(税込・額面)
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週休2日(土日休み)
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年間労働日数:260日(52週×5日、祝日・有給休暇は考慮しない)
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賞与:なし(年収を12か月で支給)
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残業代・各種手当:なし
| 給与制度 | 1ヶ月の給与(額面) |
|---|---|
| ① 完全月給制 | 416,667円 |
| ② 日給制 | 384,615〜423,077円 |
| ③ 日給月給制 | 317,461〜416,667円 |
※年収500万円、賞与なし、年間260労働日で試算。
※日給制は月20〜22日勤務の場合。
※日給月給制は月21日の所定労働日数に対し、欠勤0〜5日の場合。
※欠勤控除の計算方法は会社によって異なります。
※祝日・有給休暇・雨天休業時の休業手当・残業代は考慮していません。
※すべて税金・社会保険料控除前の金額です。
単純計算です。
完全月給制の方が割が良いように思います。
月に働く日数が増えれば②と③は増えてる可能性はかなりあります。
しかし、年間の降水確率や災害なども含めると結局は月給の方がリスクが無い事がよく分かると思います。
ただし、自由度が無くなる可能性も出てきますけどね・・・・w
職人が自由なイメージであった場合ですがw
ちなみに、うちですが年俸制をです。
特にベテランであれば有るほど年俸制で、残業、出張などはそれに応じてプラスなので当初決めた金額よりは↑↑↑↑↑↑ではありますね。
どの払い方が良いんか?って事を純粋に考えるとやはり私は月給の方が良いと思います。
会社に所属する以上は一定のルールは当然ですが、それさえ守れれば建設業のサラリーマン職人は非常に恵まれてるし優遇されています。
イマドキで考えると、会社がリスクを取りたくない人に関しては、日給になりがちなのでは?と思います。
それではまた。



