限界状態設計法における3つの状態をちょっと分かりやすく書いてみた

皆さんこんにちは。

エンタです。

クリスマスですね~w

ほぼ関係無いというか、全く関係ない状態ではあります。

が、子供に金銭の授受を求められる程度で・・・・

プレゼントという目くらましよりも、現金・・・

厳しい世の中です。

クリスマス


閑話休題

 

先日ある方と話していて、設計においてこの言葉使いの意味って混乱するよねぇ~って言う話しをしていましたw

私は混乱するどころか、言葉の意味すら忘れているので問題は無いのですが、知っておいても良いかなーって思って。。。

 

よく法面の設計に出てくる言葉ですが、再度復習していきましょう^^

 

限界状態設計法における3つの状態

限界状態設計法とは、構造物がその状態に達すると破壊や使用不能に陥る「限界状態」を設定し、それに対する安全性を照査する設計法 。

1. 終局限界状態 (Ultimate Limit State)

構造物やその部材が、物理的に耐えられなくなる決定的な状態を指します 。

現象: 破壊、転倒、座屈、大変形など 。

結果: 構造物が安定性や機能を完全に失います 。

終局限界状態

枠がバキバキに折れて斜面から脱落したり、大きくひしゃげて土砂を支えられなくなっているイメージ

2. 使用限界状態 (Serviceability Limit State)

構造物が壊れてはいなくても、見た目や使い勝手に問題が生じ、正常に使えなくなる状態を指します 。

現象: 過度なひび割れ、変位、変形、振動など 。

結果: 耐久性が損なわれたり、利用者に不安を与えたりして、正常な使用ができなくなります 。

使用限界状態

枠の表面に無数の細かいひび割れが入っていたり、わずかにたわんでいて「このまま放置すると危なそう」に見えるイメージ

AIに描かせた絵はすでに限界超えている感じでできていますけどねwww

3. 疲労限界状態 (Fatigue Limit State)

長期間、繰り返し力を受けることで材料が弱くなり、最終的に破壊する状態を指します 。

現象: 変動荷重(繰り返し作用する力)による疲労破壊 。

結果: 1回では壊れない程度の力でも、何度も繰り返されることで部材が破壊に至ります 。

疲労限界状態

走行する車両の振動や繰り返される風圧など、一定の荷重が何度も加わり、ある日突然ポキッと折れる様子。

 

イメージとしてはこんな感じです。

知っておいて損は無いのですが、仕事以外ではそれ程使わないのでスッカリ忘れてしまいがちですw

なんかあったなぁーくらいで覚えておきましょう。

 

それではまた。

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