皆さんこんにちは。
エンタです。
数年に1回は少し変な設計がありますw
と言うのも、ロータリー式削孔機でグラウンドアンカー工の施工です。
スピンドル式削孔機とも言います。
今では薬注や土質調査、大型機になればダウンザホールハンマーを使用しての大口径杭とかで使用する削孔機ですね。
これでグラウンドアンカー工を削孔しろと言うコンサル設計が上がって来るんです。
イロイロなコンサルが居ると思いますが、この削孔機で削孔していた時期はおよそ40年~50年前です!
ある意味、この機械を持ってくるって事はかなり年配の方なのか??って思わざるを得ないw
たまに水抜きボーリングとかでもあります。
出来ない事はありません。削孔後の孔が自立するのであれば。
しかし、そうそう孔が自立する山って無いです。
孔が自立するって事は、削孔後にケーシングを抜いても孔が崩れずに確保出来ている事です。
ケーシングはコレです。
ケーシングを抜いた後にアンカー体を挿入するわけですが、
その時にアンカー体の定着長に泥などが付着すると定着体を阻害する恐れがあります。
その為、グラウンドアンカー工は2重管削孔が基本なのです。
基本的に2重管削孔で行うので削孔機はロータリーパーカッションで行います。
コレがスキッド式です。
コレがクローラー式ロータリーパーカッションです。
グラウンドアンカー工での施工ではこの削孔機が基本。
ちなみに、ロータリー式削孔機で削孔すると通常の削孔機によりも10倍から25倍ほど時間が掛かります。(積算基準)
コンサルの皆さん。
グラウンドアンカー工・集排水ボーリング工での削孔はロータリーパーカッションが基本です。
どーしても分からない場合等はご相談下さい。(こう言った相談は多いです)
狭小地での施工とか、機械移動などの相談もよく来ます。
現場で今に合わない設計が来ると最初っから設計変更になり面倒なんですw
どうせなら最初からしっかり機械選定してあれば、あとは施工業者が考える事なので。
それではまた。