皆さんこんにちは。
エンタです。
今週末にはお盆休みですね。
お盆休みのまではけがしない様に十分気をつけて下さい！
閑話休題
夏の創意工夫
夏はこれを入れて創意工夫ですよ？
と言うのも、この現場は生コンプラントから生モルタルを購入し、
法枠を施工したのですが、さすがの暑さでコテが大変。
暑さで早く固まるのでドンドンコテを当てなければ行けません。
そこで、これを入れました。
グレースケミカル FT700N
硬化遅延剤とは
グラウトの場合、これを2%入れると昼から夕方まで固まりません！
だいたい3時間は楽勝で流動性を維持。
色はこんな感じです。レオビルド4000とそう変わりません。
ただし、金額は若干高めです。
しっかり撹拌さえ出来ていれば(ダマが無ければ)、ほぼミキサーを洗わなくても大丈夫です。
次のグラウト製造時に水を入れる際洗いながら給水すればまず大丈夫。
1本注入の際に最強ですよ。洗わず放置でOK！ただし、当日の頭部処理は出来なくなります。
吹付工に使ってみた
続きまして、モルタルです。
恐らく、吹付で使用したのは私くらいでしょう。
しかし、グラウトに使えるので吹付にも使えます。
コンクリート向けの混和剤ですから！
鏝(コテ)がうまくいく配合はどの量か？
配合実験
時期：9月初旬
製造方法：生モルタル(生コン工場)
使用機械：サンワ吹付機(エンジンガン) ベルコン1本
圧送距離：最大40m(ホース2本)
気 温：30度前後(日平均気温)
投入方法：生コン車に直接投入
計 量：OILジョッキ
配 合：W/C=55% S=420kg 1:4モルタル
実 験 量 ：C×0.2%、0.5%、0.7%、1.0%
1台当り ：3.5m3
結 果
0.2%：変化無し
0.5%：お？なんか撫でやすいか？
0.7%：ん？緩いか？悪くない
1.0%：あぁ、、緩いな～
職人さんの感覚なので分かりづらいですｗ
が、0.2%以上は明らかに硬化が遅かったです。ちなみに、強度は至って普通です。
夏場ですので25KN/㎜2オーバー当たり前です。
施工費用
お金ですが、例えばこの製品が5,000円で入ったとしましょう。
(業者によって金額差有りです)
1m3当りに換算して考えるとですね。
１Kg＝227円(5,000円÷22kg)比重無視
1m3＝420kg(セメント量)×○○％＝
0.2%=0.84kg×227円=191円UP
0.5%＝2.10kg×227円=477円UP
0.7%＝2.94kg×227円=668円UP
1.0%＝4.20kg×227円=955円UP
法枠300で1000mの法枠だった場合、単純にロスを1.2倍みて108m3とした時に
コレを0.5％配合します。
1m3当たりに477円だと477円×108m3＝48,276円
品質向上の創意工夫のレベルで考えれば、意外に安い？？
一度試してみて下さいｗ
経済性を考えると0.5%前後が経済的かと思われます。
が、1％でも10万行かないですね・・・・
それではまた。
ボルトスケール・クリップスペーサー・緑化スペーサー
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