墜落制止用器具の組み合わせ (堂島川労働安全コンサルタントより)

堂島川労働安全コンサルタント事務所

そもそも、バラバラに売られているから難しくなる

「高所作業では墜落制止用器具をつかいなさい」
「アブソーバをつかいなさい」
など、よく聞くけれども、それはそれで正しい。
しかし、いざ購入する際に職人を迷わせる事になるのが、ハーネスも、胴ベルトも、ランヤードも、バラバラに売られていることではないだろうか?
確かに、何かが傷んでしまった時には、パーツごと取り替えられるので、とても良いことでもあると感じる。
しかし、バラバラに売られているために、おかしな使い方が蔓延してしまっている。

誤った使い方になりそうなもの

  1. フルハーネスに第1種アブソーバ

    1. これをやると、低い位置でフックすることは許されない

    2. 第2種に較べて、第1種のアブソーバの方がたくさん伸びるため、グラウンドフォールの可能性がより高くなる。

      1. 第1種は4kNの墜落衝撃荷重で発動する

      2. 第2種は6kNの墜落衝撃荷重で発動する

  1. 腰ベルトに第2種アブソーバ

    1. アブソーバの発動条件

      1. 第1種アブソーバでは4kN

      2. 第2種アブソーバでは6kN

第2種を使っていると、腰ベルトで6kNを受けるまで発動せず、腰ベルトで6kNを受けると大怪我にもなりかねない。下手をすると、重篤な傷害となる衝撃である。

画像
墜落衝撃荷重と受傷限界

そもそもアブソーバとは、衝撃を受けた際に、縫い合わせた糸が切れることによって、衝撃を吸収する造りになっている。
ちょうどマジックテープを剥がすのに似ている。
アブソーバは、4kNで切れる糸と、6kNで切れる糸との使い分けをされているため、

アブソーバが無い状態で墜落した際、その墜落衝撃荷重を超える場合にのみ発動する。

 

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