グラウンドアンカー工 ロックボルト工 品質管理

セメントミルクの養生

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日ある実験を行いました。

それは圧縮強度試験です。

実験というのは同じ配合で初期強度の変化についてです。

 

と言ってもただ供試体を採取し放置か、そうで無いかです。

1222供試体採取

この供試体はこのまま朝まで放置していました。

結構寒くて若干の霜が下りていました。

で、この日の強度がこちら

圧縮強度試験1222

正月の関係で早強セメントですがつぶした日は15日とかですがそこは勘弁。

 

続きまして、こちらの供試体

1224供試体採取

これは役所の立会をした供試体です。

圧縮強度試験1224

これも少しミスってしまって、採取日はAMなのに試験場の用紙の書き間違いでPMになっていますがAMですw

この24日の供試体の養生は発泡スチロールに入れて帰りました。

ただそれだけです。

発泡スチロール

発泡スチロールの断熱効率により急激な温度変化がないため朝にはしっかり固まっていました。

そのまま放置の供試体は朝になっても表面の硬化が遅れていました。

 

養生の方法で初期強度が約10N/mm2違います。

実際は24N/mm2を越えていれば何ら問題は有りませんが、圧縮強度試験における強度は30N/mm2は欲しい所ですからね~w(気分的に)

 

供試体作成後の養生は出来る限り現地と同じ条件がいいわけで、今回の様なセメントミルクであった場合実際は15度前後の養生が好ましいのかも知れないですね。

グラウンドアンカー工におけるセメントミルクは地下で硬化します。

地下の平均温度は16度前後らしいです。地下平均気温セメントミルクは非常に良い環境で硬化していきます。

その為、供試体はある意味過酷な条件下での養生となっているわけです。

 

その為、発泡スチロールによる養生が適しています。

って結論ですw

夏も冬も発泡スチロールでの養生がいいかもですね。

 

それではまた。


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