被圧水の高い削孔(その3)

皆さんこんにちは。

エンタです。

前回の続きです。

 

クローネンビットで削孔した後にセメントミルクを注入します。

クローネンビットによる削孔

基本的にアウター削孔でスライムはアウターケーシングの外返しです。

そして被圧水が高いと意外とスライムか水かの判断は難しいですw

クローネンビットによる削孔注入

削孔完了後に注入パイプを最底面に挿入し水の置換え注入を行います。

これを置換え注入を行わず定着部以降を注入用のセメントミルクでセメンティング削孔を行う事でも問題ありません。

 

ケーシング内がセメントミルクに置換わった時点で、セメントミルクをクローネンビット先端から出しながら定着部の砂に圧入出来ればなお良いです。

(セメントミルクの注入ホースを機械の水のホースラインに接続しケーシングを回転させながらセメントミルクを出す。)

この際に気を付けて欲しいことは、ケーシングを決して引かないことです!

クローネンビットは簡単に取れやすいので引いた場合外れる可能性が高いです。

基本押すか、その場で回転なら取れにくいので注意して下さい!

クローネンビットによる注入

セメントミルクを出して回す事で周囲にセメントミルクが入って行き、少しでも崩れにくくしてくれます。(祈り)

少しでも孔壁を自立させ定着体を造成したいですよね。(まぁ見えないのでなんとも言いがたいですけどw)

 

ただ、被圧水が高いと言うことで場合によってセメントミルクも流される場合も十分に考えられます。

その辺は現場の判断です。

この後はアンカー体を挿入していくわけですが、それはまた後日に。

 

それではまた。

クローネンビットは藤原産業にお問い合わせ下さい。

被圧水の高い削孔(その1)

被圧水の高い削孔(その2)

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