皆さんこんにちは。
エンタです。
最近、擁壁補強の記事を書いてから一般の方からも頻繁にご連絡を頂きます。
うちの擁壁はどうよ?って。
言われてもやはり現場見ないと何とも・・・w
せめて写真を送って頂かないと厳しいです。
と言ってもやはり現場が全て!
現場見て始めてお金が決まります。
と言うことで、前回の続きです。
石積補強は比較的簡単です。
ザックリですが、1m2当りの単価があるからです。
基本的には積算資料と言うモノを元に計算します。
各地域の単価を国土交通省が決めています。
それに従って積上げ計算します。
今回はそこは省いて、
ザックリですが、1m2=30,000円 前後です。(モルダムGハイパー仕様)
例えば、20m2であれば、20m2×30,000円=600,000円
と言う金額が出ます。
ただし、コレはモルダム工法のみの金額で経費は一切入っていません。
そして、場合によって2倍~3倍にもなる可能性が十分にあります。
それは注入量です!
石の接着する部分が狭すぎて注入出来ない場合も発生します。
どれだけ石に空隙があるかによって量が全く変わります。
そして民間でも公共の場合でも、施工性が悪い場合は割増しが入ります。
どうしても施工量が伸びなければ高くなる方向になります。
その辺は石積擁壁の状態に依存します。
そして、この後に水抜きボーリング工や鉄筋挿入工を施工していきます。
次回は、擁壁対策でコレだけはやっていけない施工!
です。
なぜこんな事書くかというと、あまりにもヤバイ施工が横行しています。
出来る限り悲しい思いをする人がいなくなればと思います。
と言っても我々法面屋からすれば当然の事なのですが、
民間工事では嘘が当たり前に行われております。
こうやって考えると建設コンサルが入る重要性って有るんですよねー
公共工事って建設コンサルと建設会社の合作なのでいい加減な事はほぼ行われないと思いますが、
民間工事はその施工会社の言いなりですからね~
コワイですよねー
それではまた。