法面屋が考える擁壁補強工(その3)擁壁の種類編

皆さんこんにちは。

エンタです。

法面屋が考える擁壁補強工(その1)

法面屋が考える擁壁補強工(その2)擁壁の種類編

擁壁崩壊住宅

高市総理になったら日本のマスコミがこぞって揚げ足取り報道!

始まりましたね。

良くなって行く方を認めないマスコミ。

自社の都合の良い方向にしか持っていかない。。。。

もうほんとイヤになりますね。

特にマスコミは中立で無いといけないと思うんですが、偏向が多すぎて。

いかに人を蹴落とすか!?って事に躍起ですよね~

人として選んではいけない職業に見えてきます。

中には真面目にやっている方も居るでしょうが、ほんと不憫です。

企業としてそれで良いのだから。

まぁ私は日本が良くなる方向であればガンガン応援します!

それが未来のためであるのであれば。

マスコミももっとしっかりして欲しい所です!!

 

前回の続きです。

3,L型擁壁

石積やブロックに比べてかなりの安心感がありますよね。

L型擁壁崩壊住宅

家自体が上に乗っており、かつ盛土も乗り擁壁が倒れようとするチカラに抵抗しています。

コレだと間違いなく大丈夫だ!

って思いますよね。

 

しかし、コレを甘く見ているとダメです!

と言うのも、このL型擁壁の工事を数件行っています。

過去にもブログで今後こう言った工事増えるだろうな~って思って書いた事がありますが、本当に増えてます!

 

土圧に耐えきれずL型下部で折れて徐々に倒れてくるんです。

一気にドーンと倒れることはありませんが、折れた内部の鉄筋が腐食してしまえば一気に崩壊する可能性は高いです。

なので、出来る限り倒れてきている前兆(クラックや傾斜)が有った場合は早めの処置が大事ですね。

 

崩壊の原因は土圧(水)です。

ようは当初見込んでいた上載荷重(家等)以上の荷重が突発的な大雨等でL型擁壁の側壁に圧力が!!

擁壁は面でチカラを受けています。

L型擁壁は基本的に2次製品と呼ばれており、

運搬や施工性の都合で規格ごとにサイズが決まっています。

例えば、横ピッチ1500㎜を○○個置くとかですね。

施工延長が15mであれば10個置く様なイメージです。

1箇所に集中的に荷重が掛かった場合簡単に壊れる可能性は高いです。

そしてそれが徐々に周囲に波及することも。

草木等で押される事は稀です。

 

4,重力式擁壁

重力式擁壁

一番高強度で、価格も高価な擁壁ですね。

出来ることであればコレが一番です。

施工価格もさることながら、施工範囲も大きく取ります。

高さが高くなればなるほど基礎も大きくなります。

 

と言う事はその分金額もとてつもなく跳ね上がって行きます。

が、安心感は抜群です!

重力式擁壁 崩壊住宅

公共工事ではかなり一般的な工事です。

その分施工出来る土木屋も数多く存在するので特殊工事ではありません。

ただし、家以上に価格がかかる可能性は十分にありますw

 

重力式擁壁が倒壊する可能性はかなり低いですが、場合に寄っては沈下の恐れがあります。

例えば地震での液状化による沈下することも!?

 

倒壊の原因はほぼ無く、大型地震くらいだと思もわれます。

ほぼ無敵。

ただし、山側(住宅)土圧が何らかの原因で増した場合多少の変動が起きる場合があります。

過去に1件だけ若干の変位が有り追加工事を行った事が有ります。

 

次回は各擁壁に対しての対策工事を書いてみようと思います。

 

それではまた。

  1. sabu より:

    L型擁壁が2次製品??
    PCの小規模の擁壁しか扱ったことがないのでしょうか?
    擁壁のベースが地山に食い込んでるし。なんかいろいろおかしいですよね。

    • エンタ エンタ より:

      ありがとうございます

      当然ですが現場打ちもありますし、2次製品もあります
      絵の細かいところまで突っ込まれてもw
      図面として書いていませんからご了承ください

  2. ゆきぽん より:

    補強土壁(テールアルメや多数アンカー)も入れて欲しかった。

    • エンタ エンタ より:

      ありがとうございます

      そうなるともう一般住宅の擁壁では無くなってしまうのでwww

      しかも、法面屋が考えるじゃなくて、公共元請土木屋が考えるになりそうですw

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