法面屋が考える、適職ってなんや?どうやれば分かるのか?(その3)

皆さんこんにちは。

エンタです。

法面屋が考える、適職ってなんや?どうやれば分かるのか?(その1)

法面屋が考える、適職ってなんや?どうやれば分かるのか?(その2)

 

今回最終回です。最近長編の方が書きやすい気がしてきました。

最初の頃は全然書けなかったのに、添付する絵をAIに任せだして凄く書ける!

意外とブログ書く事のネックが絵だという事がわかりました。

ただ、作業の風景とかはまだ難しい部分が多いですね。

 

では前回「とりあえずやってみて、自分に合うか合わないかで判断せよ」という話をしました。

じゃあ「自分に合うか合わないか」って具体的に何なんだ、という事を、私の目線で書いてみます。

法面


「できる・できない」は判断軸にならない

仕事で「これ私には無理だ」と思う瞬間、誰でもあると思います。

法面屋で言えば、

「高い所がこんなに多いとは思わなかった」

「ロープワークが全然覚えられない」

「グラウンドアンカーの施工手順が複雑すぎる」

みたいな事ですよ。

でもこれ、「できないから向いていない」じゃないんです。

前回も書きましたが、仕事はやれば誰でもある程度できるようになります。早いか遅いかは別の話。

法面屋の職人でも、最初の数年は「こいつ大丈夫か?」と思われていたのに、10年後に一番腕が良くなってる人間が確実にいます。

私の周りにも沢山いますw

技能実習生もトンデモナイ職人になっています。

あんなに何も出来無かったのに。

「できるかできないか」は時間が解決する問題です。

だからコレを適職の判断軸にしてはいけない。

 

以前も書いたことがあるのですが、量稽古(りょうげいこ)と言う言葉があります。

コレは歌舞伎や武芸使われる言葉で、量をこなさなければ質も出ないしオリジナリティも出ない

基本を何度も何度も行う事で型が破れる(型破り・オリジナリティ)

数百年前から言われているそうです。

 

それとよく1万時間の法則って聞きますよね。

トップクラスの専門家になるにはその分野で1万時間必要だという。

その途中である程度のレベルまでに達するのに2000時間必要だというデータがあります。

到達レベル 目安時間 状態の定義
脱・初心者 20時間 基本的な仕組みを理解し、簡単な操作ができる。
中級者 200 – 500時間 趣味として楽しめる、あるいは基礎的な実務を補助付きで行える。
自立レベル 2000時間 専門職として一人前。1年間の実務経験に相当。
世界的達人 10,000時間 その分野におけるトップクラスの専門家。

指導


「楽しいか楽しくないか」も実は使えない

次に「楽しいか楽しくないか」。

コレも適職判断には使いにくいんですよ。

なぜかというと、楽しいかどうかは「環境」次第だからです。

同じ法面屋でも、親方が最悪なら地獄だし、チームが最高なら天国になる。

ウルサイばかりの親方いますよね!そりゃイヤになりますよ。

 

同じ現場でも、元請の担当者との相性で全然変わります。

元請との関係が良ければ「やりがいしかない」になるし、無茶苦茶な要求が続けば「もうやめたい」になる。

環境はコントロールできません。

特に若い頃は自分で環境を選べる立場じゃない事の方が多い。

だから「楽しいか楽しくないか」を判断軸にしてしまうと、環境が変わるたびに「これは適職じゃなかった」ってなってしまう可能性がある。

コレはもったいない。

良いと気も悪い時もある。仕事の環境も同じで、晴れりゃ雨も降るし花粉も飛んで、黄砂まで来る。

環境はクルクル変わります。

ただし、あまりにも小さい組織の場合、現場環境は変わりますが人間関係は変わりにくいので注意が必要です。

楽しい職場


「自分の性に合うか」が唯一の判断軸

じゃあ何で判断するか。

「自分の性に合うかどうか」です。

コレが全てだと思っています。

「性に合う」ってどういう感覚か。

好きとか嫌いじゃなくて、「違和感がないかどうか」に近い感覚です。

法面屋で言えば、

毎朝山の中に向かうことが「苦にならない」かとか?w(朝は早いのはシンドイですけどね)

天候に左右される不確実な仕事が「まぁしゃーない」と思えるかどうか。

体を動かす事が「嫌じゃない」かどうか。

現場が終わって目に見える成果物が残ることに「満足感がある」かどうか。

「好き」じゃなくていいんですよ。「嫌じゃない」「苦にならない」、このレベルで十分です。

私の感覚では半年〜1年で「性に合うかどうか」は分かると思っています。(2000時間理論)

毎朝仕事に行く時に、体が「ヤダ」って言ってるか、「まぁええか」って言ってるか。

ここが一番正直なバロメーターです。

責任感で仕方なく行ったとしても、帰りは清々しいとかですね。

運転

 


それが分かれば、適職は意外と見つかる

「自分の性に合う仕事の条件」が分かれば、適職探しって実はシンプルになります。

外が好き。

自然が好き。

山が好き。

機械が好き。

体を動かしたい。

そして、目に見えるモノを作り上げたい。

コレ、法面屋そのものですよw

(いつでも弊社にw)

 

モルタルを吹き付けて綺麗に仕上がった斜面を見た時の達成感。

グラウンドアンカーを打ち込んで、地山をしっかり固定できた時の安心感。

植生基材吹付の緑が根付いてきた時の「作った」感。

コレが「たまらない」と思える人間が法面屋に向いている。

この辺は土木には共通点イッパイありますね。

コレが俗に言うモノ作り業界(建設業界)です!

 

逆に言えば、適職探しって「自分がどんな瞬間に無意識に満足しているか」を観察していく作業なんじゃないかと思います。

私がモノ作りが好きだと気づいたのも、法面屋として現場に立ち続けた経験があったから。

やってみて、続けてみて、初めて「あ、俺これが好きだったんや」って分かった。

適職なんて最初から分かる人間はほとんどいない。

やりながら気づいていく、というのが現実だと思います。

3回に渡って書いてきましたが、結局のところ「とりあえずやってみて、性に合うかどうかを半年かけて確かめる」これだけです。

難しく考えすぎず、まずは飛び込んでみて下さい。

やってダメならまた次に行けばいいんです。

それぞれの職場の分野でも合う合わないがあります。

 

人生成功のコツはチャレンジすることって昔から偉い人はみーんな言います!

 

法面の世界、待ってますよw(経験ある管理者でも)

 

それではまた。

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