単管足場材料規格

皆さんこんにちは。

エンタです。

ホームセンターで単管足場買っていますか?

そしてそれってプロ用とは打って変わって軽くないですか?

ホームセンターモデルとプロ用とちょっと違うんです!

足場材の規格

足場材に規格があるってご存じですか?

コレです。

クランプの側面に「仮」「足」とかいろいろなマークが入っています。

反対に、入っていない物もあります。

通常我々が使用している単管やクランプは全て規格があります。

単管:一般構造用炭素鋼鋼管 JIS G3444 STK500

クランプ:直交クランプ 4900N (500kgf)  自在クランプ 3430N (350kgf)

「仮」「足」の大事なことは

品質保証です。

この印はこの材料の品質を証明しているという事です。

足場の安定計算などはこの規格で計算しています。

と言う事はこの足場材以外で規格外の製品を使用して倒壊した場合、監督責任が発生する可能性があると言う事になります。

しかし、設計規格を品質証明以外の数値で計算している場合はこの場限りではありません。

規格外があるのか?

有ります。

だいたいが、中国製です。日本製と比べて金額が半値近い物が沢山あります。

やはり強度や品質は悪く、日本製に比べて駄目になる事が多いようです。
(足場屋職人の話)

だいたいがクランプのねじ切り部のネジが無くなったり、ボルトが飛んだりします。

安い材料の良い所と悪い所

とにかく安さが魅力です。

半値近いと約倍の材料が買えてしまう訳なんですよ。

そりゃ、買っちゃいますよw

おそらく私も買っちゃうと思う。

悪くなったら捨てれば良いわけで、そしてまた買う。

おそらく消費の時代から考えればコレが一番合理的なんでしょうね。

 

それがコスパが良いかと考えると半値でも耐久値が日本製の半分であれば意味が無いわけで、

それ以上であればコスパが高いと言えます。

また、日本製と混ぜて使えば安全的にも安心で、消耗も若干なり少なくなるかと思います。

最終的に安全かどうかの所で使用するしないが別れるのでしょう。

実際、中国製で倒壊したと言う事は聞いたことはありません。

ただ、部分的にズレたとかはあるようですが、全体で持たせている単管足場であれば・・・・

役所や元請け的には

役所的には仮設工ですから重要視されません。

写真が若干あって、寸法、数量がわかればよしって感じです。

検査で足場の数量と写真を照らし合わせて詳しく見られた事はありません。

もう、足場の写真は参考程度ですねw

元請け的にも、どの足場材を使用しているか?

JIS規格か、中国産では無いかなど調べません。

ようするに倒壊するような事故が無いと言う事も言えますね。

特に法面での足場はもたれているので自重は法面方向に向かっています。

よっぽど後ろに倒壊する事は無いです。

安定計算などを踏まえて、安全性と部材の長持ちを考えれば日本製が妥当なのでしょうね。

※一般社団法人 仮設工業会

 

それではまた。

  1. 茜 (@MasaUenoRayRay) より:

    10年以上前のゼネコン時代の話です。足場工の下請けさん、現場でクランプが不足したので、ホームセンターで買ったものを使用。そのクランプが破断して労災発生。という事故報告が2回ありました。やはり仮説工業会の認定品ではなかったです。強度試験したら、破断強度が認定品の7割くらいしかなかったそうです。以後、そのゼネコンでは認定外部材は使用禁止となり、安パトのチェック項目になりました。最近は認定品を扱っているホームセンターも増えましたね。

    • エンタ エンタ より:

      認定品じゃないと危ない資材ってかなりありますよね!

      特に中国の安価なやつはホントにヤバイですw

      ただし高いので頭痛いのですが、安全には変えられないですね。

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