削孔オペの醍醐味はどこ?

皆さんこんにちは。

エンタです。

我々削孔ビットを使って削孔していますよね。

新品はこんな感じです。

リングビット径

通常のリングビットです。

これを出来るだけ長く使用したいわけですが、かつ早く削孔したいんですよね。

 

だから結構押し気味で削孔したりする訳です。

この先端に付いているのはタングステンです。

鉄よりも2倍以上固く、耐摩耗、耐衝撃に優れています。

 

しかし、これが石(岩)で簡単に削れたり折れたりするんですよねー

それがコレです。

リングビット 摩耗

削孔中に「ん?何だか急に進まない」って思ってあげたらこんな感じに。。。

酷いもんです。

これが進むと後ろのビットのように。

リングビット

これは気づかずにしばらく回しているとツンツルテンになってしまいますw

2重管削孔を行っているためインナービットである程度削孔出来てしまいリングビット無くなっている事が明らかには分かりにくいです。

 

山によっていろいろと癖があり削孔方法が変わります。

だいたいですが、オペがその山になれるのにアンカーであれば2本~3本程度削孔すればその山の癖を完全に掴めます。

それまでは詰まったり、山に噛まれて抜けなくなったりといろいろあると思います。

 

見えない所で作業している以上は圧力ゲージとある程度の感覚で仕事しているのが削孔オペで、ポンと現場来てサクサクっと掘れる山であれば良いですが、そんな山は意外と少ないですよね。

特に30mを超えるような山は本当に大変で最初の1本や2本は削孔を上手く早く出来る様に手探りです。

オペのプレッシャーってそんなところにあります。

早く削孔して仕上げて行かないとお金になりません。

リングビットも、ケーシングも安いモノでは無いので常にヒヤヒヤしていますw

そんなプレッシャーが削孔オペの醍醐味でもあるんでしょうね。

 

それではまた。

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