皆さんこんにちは。
エンタです。
前回の続きです。

ゲージを見ながら注入。パッカーはどうなっているのか?
ここが一番大事なところです。
ホース口のゲージを見ながら圧力をかけていくと、パッカー先端では実際どうなっているか。
現場条件はこれで。
削孔角度:30度
ポリホース:10m
パッカー:3m
合計長さ:13m
削孔角度が30度なので、実際の高低差は:13m×sin30°=13×0.5=6.5m
この高低差にセメントミルクの比重と重力加速度をかけると:1.837×9.8×6.5=0.117MPa
| ゲージ圧(ホース口) | +水頭圧 | パッカー先端圧力 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 0.1MPa | +0.117 | 0.217MPa | ⚠️ 布目開く |
| 0.2MPa | +0.117 | 0.317MPa | ⚠️ 布目開く |
| 0.3MPa | +0.117 | 0.417MPa | ⚠️ 布目開く |
| 0.4MPa | +0.117 | 0.517MPa | 🚨 ホース破裂危険 |
| 0.5MPa | +0.117 | 0.617MPa | 🚨 ホース確実に破裂 |
ゲージ読み0.1MPaの時点で、パッカーの布目は既に開いてしまっているんですw
「少しずつ圧力かける」と言うのが結構正解で、水頭圧を考えるとゲージ圧で0.2Mpa当りが結構危険な感じになっているかと思います。
一気にドンドン圧をかける方いますが、アレはパッカーが壊れる可能性が非常に高いですね。
ゲージ読み0.4MPaでホース破裂の危険域に入って、0.5MPaはもうアウトラインですw

実際どのくらいで管理すればいいのか
パッカー先端が0.2MPaを超えないようにするには:
許容ゲージ圧=0.2−0.117=0.083MPa
つまりゲージは0.08MPa以下が安全な管理の目安になります。
「そんな低い圧力でいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、計算上ではコレです。
そもそもパッカーって加圧注入が前提では無くて、
セメントミルクを所定の位置で止める、セメントミルクの逸脱を抑えるための道具なので、
圧力をかけすぎると逆効果です。
セメントミルクの比重は1.837。水の約1.8倍重い
最近のグラウンドアンカー工の削孔角度、削孔長を加味すると、大体のゲージ0.08MPa以下が安全な目安
≒0.1Mpa
削孔長が長くなる、高低差がもっと有る場合は圧力はドンドン上がります。
なので、
パッカー注入による加圧圧力は0.1~0.2Mpa以上は上げない!
コレを知っておいて下さい。
よく0.2Mpaも上がらない時有りますよね?
あれってもしかしたらすでに・・・・
それではまた。



