グラウンドアンカー工における定着部の確認方法は!?

皆さんこんにちは。

エンタです。

K&iウェブアカデミー

先日の「K&iウェブアカデミー」においてのアンケートで

「グラウンドアンカーの定着部の確認方法(スライム以外)」

と言う意見を頂きました。

 

今回はコレについて書いてみようと思います。

K&iウェブアカデミーはこちら

 

結論:定着部は確認出来ません!

 

と言う事です。

コレはあくまでも施工ではと言う事になります。

定着地盤の確認

断面で見た場合のグラウンドアンカーの定着部です。

上記の様な土質で黒い部分に定着を設定するとします。

 

ココの土質を採取するには調査ボーリングの方法でしか採取出来ません。

ボーリング調査
https://daieikaihatsu.co.jp/

例えば、このロータリー式ボーリングマシーンをグランドアンカーと同じ削孔角度でサンプリングすれば定着部を確認出来ます。

 

それ以外では基本的には出来ません。

ただし、水平方向であればロータリーパーカッションでも採取が可能です。

が、コレはあくまでも水平くらいが限界の様に思われます。(下方向には山の状態によってかなりコツが必要)

コアボーリング

ワイヤラインサンプリング工法でコアボーリングを行ってみた!

 

なので、基本的には定着部の状態は確認出来ません。

スライムは全く持てアテにならないので信用してはいけません。

土質柱状図を見て、似たような色は確認出来る、程度の資料です。

 

削孔機の油圧でわかる?

と言いますが、あれも嘘ですねw

嘘というかオペが何本か削孔してると、明らかに○○mから硬くなるって言うのは感覚的にはわかります。

しかし、それってあくまでも人の感覚なのであまりアテになりません。

事実ではあるんですけど。

油圧も少しずつ調整しつつ触っているので一定ではありません。

小さい玉石1つで削孔の雰囲気変わりますし。

削孔

今後は、大手が削孔機の自動化を行っていくのでその時のデータが今後に生きていくとは思います。

今はまだ何も見えない状態かと思います。

 

あくまでも我々は設計の柱状図を元に設計し、削孔するだけですね。

 

それではまた。


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