法面工事における現場打吹付法枠工の施工順序(その1)

皆さんこんにちは。

エンタです。

GW真っ盛りで楽しんでいますか?

私も楽しくぐーたらしながら仕事してますw

 

今回は役所や建コン、元請向けに現場打ち吹付法枠工を説明したいと思います^^

写真の現場は13年前の現場です。

地山

災害の現場で、土砂等は撤去してあります。

上が基点側~

下が終点側~

地山

起点側と終点側というのは測点の番号です。

基本は街から山に向かって番号が振られます。

 

この山に今から法面清掃工を行っていきます。

法面清掃工とは地山の細かい草木や土砂を取り除いく作業になります。

法面清掃工

山の上から順番にノコ鎌やジョレンなどを使用して綺麗にしていきます!

ノコ鎌

↑これがノコ鎌です。

やっすいヤツを買ってゴリゴリと石も気にせず草木を削って行きます!

法面屋にとって一番の消耗品かもしれないですねー

ジョレン(鋤簾)

↑がジョレンです。漢字で書くと非常に難しい字ですねw

これを使って上から土砂をかいて下に下に落としていき無駄な土粒分は除去していきます。

法面清掃完了

法面清掃後です。

法面清掃完了

綺麗になったの分かりますよね。

コレで法面清掃は終わります。

 

ここから次にラス金網を法面全面に張る、ラス張り工に入ります。

ラス張り工

亜鉛菱形金網を上から順番に張って行きます。

亜鉛菱形金網

コレが亜鉛菱形金網で#14×50×50 線径2㎜で四角が50って事です。

ラス金網

山に馴染ませなからしっかり貼り付けていきます。

その際にアンカー大ピン(φ16×400)とアンカー小ピン(φ9×200)を使用し固定して行きます!

このアンカーの呼び名は地域によって多少違いが有りますw

大ピン

小ピン

アンカーピンを山に打設していきます!

打設方法の基本としては

ラス張り工の打設ピッチ(その1)

ラス張り工の打設ピッチ(その2)

 

ラス張り完了

コレでラス張り完了です。

ラス張り完了

ラスが張ってあると上からの細かい(ラス以上)石の落下などが防げて、非常に山が安定して見えます。

しかも、網が全体にある事で連続性を生むことが出来ます!

ラス網は連続性を生むためのモノなのでしっかり固定して行きましょう。

ラス張り工の意味

と言う事で今回はここまでです!

次回は鉄筋組立からですね~

 

それではまた。

  1. 廣田士朗 より:

    アンカーピンについてですが、φ16×400と長さが、400ですが、先端が尖ってφ16ありませんが、どのような見解でしょうか?小ピンもです。フックの部分で太さを確保している⁇
    どうでもいいことで申し訳ございません。

    • エンタ エンタ より:

      先端がとがっていないと山に打ち込めないため尖っていますが、あくまでも有効長は先端から曲げ手前ですね。
      全長が有効長となっています。
      フックの部分はあくまでも引っかかりだけです。

      φ16の丸鋼を使って全長400㎜のアンカーと言うだけで先端を尖らせたから足りないと言う事はありません。
      コレが何かしら応力が掛かるとか重要な役割を果たすので有れば別でしょうけど、あくまでラス網を止めるだけのピンです。

      そして、市場単価の中で材料承認だして、役所がOKを出すので特に問題ありません。(拒否られたことは無い)

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