ロータリーパーカッションにおける削孔時の孔曲がりについて

皆さんこんにちは。

エンタです。

水抜きボーリング工においての削孔角度に付いて書きました。

水抜きボーリング工においての角度の考え方は?

 

それにおいて、ケーシングの孔曲がりご質問を受けました。

それの資料を元に考えて見たいと思います。

長尺アンカーの孔曲がり

ケーシングは115㎜と135㎜と165㎜を使用しての調査のようです。

 

実際は土質に片寄るとは思いますが、柔らかい場合は特に孔曲がりすると思います。

硬い場合は逆にしにくい?と思われます。

どのケーシングも20m程度まではほぼ真っ直ぐで、30mを超えた辺りから曲がっていくのが分かります。

 

ほとんどケーシングの重さで曲がっていくので水平よりも上方向に削孔すればする程、

30m辺りから削孔しにくく、山に食われやすいと言う事ですね。

 

60m削孔の段階で1m程度下がると考えた場合

削孔角度3度上方向で60mで1m下がる事を考えても、

(60m×tan3°)=3.14m-1.0m=2.14m 

約2.1mは上方向にいるという事です。

ケーシング

ただし、あくまでも115㎜以上のケーシングを使用した場合なので、

90㎜のケーシングだともう少し浅いと思われます。

 

この資料は、

高層道路総合技術研究所 研究アドバイザー

地盤工学会・日本応用地質学会 名誉会員 奥園誠之先生

の資料を頂きました。

 

本来であれば90㎜のケーシングを使用してジャイロセンサーを突っ込んで何カ所か調べれば大体分かりますが、

お金生まないのでwww

まぁザックリとしたデータが有れば予測はしやすいと思うので良いと思います。

 

それではまた。

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