法面工の問題3(ラス張り工の答え)

皆さんこんにちは。

エンタです。

法面工の問題3(ラス張り工)

前回の法面工の問題3の答えです。

ラス張り状況

これは実は結構簡単な話なんですが、大ピン(φ16×400)を沢山打つ!

これに限ります。

小ピン(φ9×200)は短いのでしょうがないとしても、大ピン打てばたいがい効きます。

 

それでももっと効かせたい!って言うのであれば、φ16×500とか600とかを打ち込んで下さい!(径も大きくしてOK)

これがD16とかの異径じゃダメなのか?

って思われますよね?

 

丸鋼が良いんです!

鉄筋摩擦

上記の様に同じ長さの丸鋼と異径が鉄筋があるとします。

ぱっと見は全く同じです。

これをアップで見ると

丸棒鉄筋の摩擦

丸鋼の摩擦は鉄筋周辺全部です。

異径鉄筋摩擦

異径の摩擦は打ち込んだ際に異径のデコボコ(節)で削れていくんです。

だから摩擦が少なくなります。

そして抜けやすい!

これがコンクリートに入れる際の鉄筋だと丸鋼よりも異径の方が摩擦が多いのが分かりますよね?

 

あくまでも打込鉄筋の場合に限って異径じゃ無い方が良いんです!

コンクリート釘

コンクリート釘って縦に縞が入っていますよね?

これは摩擦を減らして入って行く様にしています。

だから横じゃなくて縦なんです。

これが入っていないと打込は非常に大変なモノになると思います。

 

緩い地山にラスを設置し、アンカーを打ちまくる!

そして打設する時は必ず丸鋼を打ち込む!

これが今回の答えになります。

 

それではまた。

 

ちなみに、キャンプのテント設営に使用するペグもだいたいが真っ直ぐ筋が入っていますよね?

あれも入りやすくかつ摩擦が取れる様に出来ているんです。

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