皆さんこんにちは。
エンタです。
GWも終盤ですよ!
と言ってもだいたい今日土曜日に帰ってきて、日曜日はゆっくりモードですかね?
皆さんお疲れ様でした。
私は相変わらず会社のパトロールをチョロチョロして書類していましたw
だから全然疲れておりません!
閑話休題
前回は組立までした。
今回は交点にアンカーバー(普通の鉄筋)を打ち込みます。
名称としてはメインアンカーと主アンカーとかアンカーバーとかなんですが、
ラス張りの時も同じ様な名前言うので混乱しますが、
工種が違うので職人は分かってくれます。
縦梁と横梁の交点にアンカーを打設していきます!
これは俗にズレ止め鉄筋と言われるモノで、モルタルを吹付中に枠がズレない様にする為のモノです。
サイズ的には法枠のサイズにもよりますが、D16~D22(SD345)のサイズで長さは800㎜~1,500㎜くらいまで有ります。
上記図の右側の様に、吹付中にズレ落ちる可能性をアンカーバーで止めます。
モルタルが硬化してしまえばズレる事は有りませんが、その途中に滑る事も可能性としてあるので。
そして、よく図面に、左の様にどこかに1本書いて有ります。
上下左右か真ん中にアンカーの位置がありますが、ハッキリ言ってどこでも良いです!
もう1回書きますが、位置はどこでも問題ありません!
たまに、真ん中じゃ無いとダメだとか右端じゃないとダメだとか訳のワカラン監督いますが、どこでも効果は同じです。
そこで出来形取るわけでもなし、なぜそこの位置に書いて有るかというと、
建設コンサルに伝わる「いにしえの図面」をそのまま使っているからですw
建設コンサルの方は、鉄筋挿入工を入れる際にはメインアンカーの位置をズラして書いてくれると親切ですw
(おバカな役所も。。。)
機能としてはズレ止め鉄筋なのでどこに打っても問題ありません!
ただし、1つだけ大事な事があって、鉄筋挿入工(ロックボルト)を打設する際には必ず上下左右のどちらかにして下さい。
たまに、ホントバカな業者がアンカーを交点の真ん中に打って、それにボイド管をかぶせてると言う。。。
削孔する時に邪魔でしょうがないと言う事例が弊社にはありますw
鉄筋挿入工は必ず法枠工点の真ん中に設置する予定なので、
ズレ止め鉄筋を上下左右の端っこに打設して下さい。
たまに、鉄筋挿入工を打設するから要らないのでは?って言う方もいますが、役割が違います。
あくまでもモルタル吹付けする前、吹付中に対するメインアンカーです。
必ず打設です!
そして横梁にもアンカーバーを打設します。
横梁の場合はタレ防止です。
モルタルの重量で横梁が垂れてしまうんです。
上記図の様な雰囲気で補助アンカーを打設します。
コレも位置はあまり関係無く、機能としてはタレ防止です。
実際は勾配がキツイと増し打ちしますし、業者はそれぞれ自社のやり方で垂れない様に工夫しています。
垂れてる写真無いかなって思ったんですが、
ネットにも自社にも無かったので各社この辺は気をつけていると思います。
ちなみに、打設時には必ずドリルが必要です。
普段法面屋が使用してるドリルの選定はこちらで↓
そして、法枠組立完了です。
起点側と終点側
枠内に枠内シートというモノを張ります。
コレは法枠を吹付けする際に、枠内にモルタルが付着しない様に養生しています。
コレが無いと、枠内のモルタルを後から斫ることになるので必ず設置します。
と言う事で、コレで現場打吹付法枠工の法枠組立工は完了です。
次回は吹付工です!
それではまた。