今後の植生工の在り方と材料選定について考える(その2)

皆さんこんにちは。

エンタです。

前回に引き続き植生工の話しです。

 

植生基材吹付

法面における緑化

植生工の効果と種類

上記リンクとかぶりますけどおさらい。

 

1,基本は植生基材吹付工(旧厚層基材吹付工)

腐葉土を種子+肥料(オール15や遅効性肥料)+糊と一緒に混ぜて吹きます。(上記写真)

多少の岩盤でも植生出来る場合があり、吹付厚を変えることで互層の地山にも対応出来ます。

 

2,種子吹付工

水+ファイバー(紙のチップ)+種子+糊を混ぜて広い範囲を一気に吹付ます。

種子吹付工

以前パロって作った画像w

 

3,客土吹付

水+腐葉土+種子+糊を混ぜて広い範囲を一気に吹付ます。

場所(岩盤部や土砂部)によって微妙に厚みを変えて施工します。

客土吹付工

 

4,植栽工(苗木、芝張り等)

植栽工

緩い勾配の法面に芝を張ったり、植栽(苗木を直接植える)を行います。

農林系の現場で多少あります。

また、都市土木、造園関係では多いです。

なので逆に我々法面屋の仕事では無い気もしますw

 

5,植生マット工

種子+肥料を不繊維に付着させて作ったマット

植生マット工

コレを法面全体に貼り付ける事によって

種子を生やします。

 

上記が今の日本で施工されている基本的な緑化方法の代表です。

基本は市場単価なので分かりやすいですよね。

これ以外に特殊なモノもありますが、だいたいは上記に収まってきます。

 

では、この基本的な工法の中で今の日本の気候では何を選んでいくのか?

って事を前々回と今回を踏まえて次回考えて見ようと思います。

 

それではまた。

 

P.S

これ以外にも沢山の特殊緑化工法が世の中には沢山あります。

なぜ出てこないか?

皆知らないからですw

 

それはCMしていないからです。

イマドキ営業マンひとりが歩いて設計コンサル歩くのは無理があります。

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