30年前の緑化を見て今後を考える

皆さんこんにちは。

エンタです。

緑化工事って昔流行って、今ではドンドン少なくなって行っていますよね。

かつての施工

法枠工

この法面は恐らく、30年以上前です。

理由は頭部処理です。

私がこの業界に入って今でちょうど30年(長かったけど一瞬でした)

その頃にはすでにアルミキャップってありました。

 

たしかコンクリートで頭部を巻く時代との過渡期だったと思います。

なのでザックリですが、30年前以前の法枠だという事です。

 

時代的に、確実に枠内は緑化だったと思います。

それが現状ではこんな感じです。

 

勾配は緑化出来るレベルで50度くらいの勾配のように思います。

全体的に岩が露出しているので当時はもっとフレッシュな岩盤でカチカチの切土法面ですね。

 

そこに植生基材吹付10㎝以上だと思われます。(このレベルの岩盤が出ていると相当厚さ無いと緑化出来ない)

その結果がこんな感じです。

枠内

現在の状況

現在では、その緑化基盤の基盤材は無くなりしっかり岩が露出しております。

低木が一部岩盤の土砂化によって育っている箇所はありますね。

場所によってはコケが繁茂している状況で、岩盤の表面はかなり風化が進んでいます。

 

やはり岩盤部の緑化って無理があるんですよねー。

降雨で緑化基盤が流され、夏の日照、冬の凍結で種は死に、冬の凍結融解で基盤材が浮いたり沈んだり。

そしてまた雨で流される・・・

地盤からの栄養は皆無に等しく、緑化基盤に入っている肥料が終われば草は生えにくい。

自然の中に不自然を作って自然に同化させようとしても、生えない環境には生えないんです。

 

岩盤部の緑化は今まで沢山有りました。

法面勾配が急勾配や、岩盤、様々な過酷な条件が有ったと思います。

しかし、私の経験的に上手く行っているところはそこまで多くない様に思います。

最初の数年は良いんです。

それ以降ってやはりなかなか厳しいと思っています。(過去の施工を見にいって)

竹林 湧水

どのような要件が緑化には必須か?

条件は水が大事だと思っています。まぁ基本的ですが。

法面の緑化において水があるかどうか?

法面から水がしみ出ているか?

岩盤部から水があるか?

コレだけで緑化の成功率は全然上がりますね。

山自体が保水しているかが非常に大事。

緑化基盤材に入っている保水剤だけでは足らないんです。

相反する

しかし、法面の敵は水ですよね。

緑化には水が必要です。

しかし、崩壊する原因は水です。

そして、風化を進めるのも水です。

 

って事は結局は岩盤部は特に無理に緑化せずに水抜きとモルタル吹付工の方が恒久的に効果が高いんですよね。

人手不足や管理メンテナンスのコスト増の現代において、恒久的に法面維持を考えるとこの様なイメージになります。

 

今後の緑化施工はマット系に移行しつつ、水抜き工事が主流になってきそうな気がします。

特に、既設法面においての対策は。

その際に水抜きロックボルト採用される様に準備して行きたい所ですねw

 

それではまた。

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