地滑り対策工の基本的な考え方(その3)

皆さんこんにちは。

エンタです。

12月に入りました!!

今年もあとわずかです。

絶対に事故しない!焦らない!普段通りの気持ちで仕事しましょう。

皆気持ちだけ焦っても良いこと一つも無いので、

十分に気を付けてきましょう^^

師走


閑話休題

地滑り対策工の基本的な考え方(その1)

地滑り対策工の基本的な考え方(その2)

今回も前回の続きですw

 

3の地下水排除工です。

これは我々の仕事の一つですよね。

山の滑りの原因のほとんどは水です。

まず水を抜く!これが大前提です。

地下水を抑制するための工事!

地下水排除工

我々がよく施工するのが集水井工(しゅうすいせいこう)や水抜きボーリングですよね。

 

上記絵は集水井を表しています。

山にライナープレートを設置し、そこを起点に真下に掘り下げて行きます。

集水井工

下まで下がったら放射に水抜ボーリングを削孔します。

集水井工 横ボーリング集水状況

そうすると山の内部に突如現れる無気圧の穴に周辺の水が集まってきます。

内気圧の高い所(飽和状態)にある水が気圧のない所(外に向かって)出てくることは

当たり前なのでどんどん溜まります。

 

その集水の井戸に溜まった水は排水孔によって排出されます。

排出される量よりも溜まる量が多い場合、井戸内が水でパンパンになります。(当然w)

そうなると他の集水井から排水孔を入れるために非常に難易度の高い削孔を強いられる場合がありますw

削孔スライム搬出

上記写真は削孔後に胴巻き内(井戸最低部)に溜まった削孔スライムを排出状況です。

胴巻きの右横から出てきている管が排水孔です。(スイポン入れてるw)

 

これ以外にも直接山に向かっての横ボーリング工や、排水トンネル工などもあります。

チェックボーリング

地滑り対策工を施工している会社では基本中の基本工事です。

 

なぜ我々がこの様な工事を行っているのか?

って事をしっかり知っておく事が大事だと思っているので、是非知って下さい^^

 

それではまた

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