皆さんこんにちは。
エンタです。
Enjoy the GW?
私も若干エンジョイしつつブログ書きます!w
早速ですがw
施工管理を完璧に知ってる人は現場監督です。
しかし実は現場監督でも2種類いるんです。
元請け工事経験者の現場監督と元請け工事未経験の現場監督。
同じ監督ですが、やはり差はあります。
未経験が悪いという意味ではありませんが、経験があった方が役所に対する耐性が全然違います。
そして、書類の作り方や写真の撮り方が違います。
んなもん一緒やろ!?って思われた方もいると思いますが、99.9%違います。
元請けの監督は役所と直接打合せをし方針を決めて行くわけですが、その段階で書類が必要です。
まず、打合せ簿です。(各都道府県で様式は違います。)
打合せ簿も事前に役所と話をしつつ、雰囲気を匂わせつつ打合せ簿とバックデータを作ります。
元請けがよく言う言葉で、裏付けデータや根拠の資料ある?って言われませんか?
コレが非常に大事なわけで、設計変更に対する資料となります。
認められればお金は貰えますし指示書として役所から書類が来ます。
認められない場合は施工しないか、もしくは魔法の言葉「創意工夫」で加点対象か、企業努力か。
この協議が工期に影響する場合だと当然ですが工程表も提出することになります。
なんでもかんでもやれば良いって訳では無いんです。
サービスする事も大事ですが、役所(お客)の事も考えながら仕事しているのが元請けの監督なんです。
写真の撮り方などで何が違うかと言いますと、役所が求めている写真を取れるかどうかって事になります。
工事写真の大事なところは、
誰が見ても何をやっているかわかる写真です。
一目見て、何コレ?って写真はダメだという事です。
そして、その駄目な写真を撮った本人は「こーであーで、だからわかるじゃん!」って言うと思います。
そう言ってるから分かるのであって、言わなきゃ分からない写真は駄目なんです。
例えば上記の様なのり面清掃の写真があったとします。
この写真ではどこのどの部分か分かりにくいですよね?
コレが検査官だった場合、「どっか他の現場の写真じゃ無いの?」って言われる場合があります。
ようは不正しているって疑われるわけです。
この全体がしっかり写っている写真だと言われることも無いです。
誰が、何を、どこでやっている事が分かる必要が工事写真にあるわけです。
元請け未経験の監督はこの辺が分からないと思います。
検査官から指摘を受けたことが無いからです。
だから、未経験の監督が心がける事は「誰が見ても、言わずとも分かる写真」
を撮る事をキモに命じる事です。
グラウンドアンカー工での緊張の様子です。
この全体の様子は問題ありません。
この写真はどうでしょうか?(数値が違うのは気にせずにw)
ジャッキの圧力計のアップです。
コレもアップです。
どうでしょうか?
同じアップならどちらがイイでしょう。
この写真であれば、下のアップ写真が良いです。
理由は、上はアップ過ぎるんです。
今どきの検査はパソコン上で写真(電子納品)を見ていくので簡単にアップ出来ます。
超接写は必要無いんです。(老眼鏡も必要無いレベルですw)
そして、もっと大事な事はこの圧力計に形式番号が書いてあります。
識別番号などもそうです。
この識別番号や形式番号でキャリブレーションされているかを判断します。
役所はジャッキのキャリブレーション表を見て、どの圧力計をキャリブレーションしたかを確認します。
なので、この番号が大事になって来ます。
アップ過ぎて分からない場合は他の現場じゃね?って検査官に言われる可能性があるという事です。
経験、未経験の差は大きいかも知れませんが、施工管理する側の意識によってかなり変わります。
意識して写真撮ったり、書類整理するだけで自分の管理がいくらでもバージョンアップしますよ!
現に、私の知っている方で元請けはやった事無いけど、非常に良い書類作る方がいますし。
自信の仕事レベルもバージョンアップしていきましょう!
それではまた。