除去式仮設グラウンドアンカーの残しモノ

皆さんこんにちは。

エンタです。

除去式仮設アンカーでよく質問が来ますのでお答えします。

「除去式アンカーは全て除去出来るんですよね?」

この質問多いですw

仮設アンカーの残骸

仮設アンカーを通常の断面で見るとこんな感じです。

KTBアンカー耐荷体部

定着部にはこの様な耐荷体というモノが使用されています。

仮設アンカーの残骸

PC鋼線は黒いポリエチレンシースの中に入っています。

耐荷体を抱くようにUターンしながらPC鋼線があります。

 

除去式アンカーの除去出来る部分は、PCより鋼線だけです!

大事な事なのでもう一度。

除去式アンカーの除去はPC鋼より線だけ!

 

逆に地中に残るのは、

ポリエチレンシース、耐荷体、硬化したセメントミルク!

これらは地中に残ることになります。

 

これを除去したことはありませんが、除去するとなると開削するしかない?

もしくはこれ以上の削孔径で削孔し、壊していくのか?(出来るのか?)

って感じでしょうか。。。。

そもそも仮設なのでそこにお金を掛けないでしょうけど。

 

結局は除去式アンカーで施工しますと言う事で、暗黙の了解?で施工しています。

官地であれば特に問題も無いのでしょうけど、民地の場合はどうなるんでしょうか・・・。

かと言って地盤が沈んだりする様な悪影響は考えにくいです。

なぜなら地山よりも硬く強度のあるセメントミルクがメインで入っていますから。

あとは役所や元請けの考え方ですね。

 

それではまた。

コメントを残す