防草対策として土砂部にモルタル吹付を行うと経年劣化でどのようになるのか?そしてその対策(その4)(一般向け)

皆さんこんにちは。

エンタです。

防草対策として土砂部にモルタル吹付を行うと経年劣化でどのようになるのか?そしてその対策(その1)(一般向け)

防草対策として土砂部にモルタル吹付を行うと経年劣化でどのようになるのか?そしてその対策(その2)(一般向け)

防草対策として土砂部にモルタル吹付を行うと経年劣化でどのようになるのか?そしてその対策(その3)(一般向け)

モルタル吹付

見せたくないモノを覆うモルタル吹付工。

コレをやってしまうと内部は一切分からなくなります。

 

内部が崩壊してきていても一切分からず、気がついたら大きなクラック(ひび割れ)が入っていたり

水抜きパイプから木が生えてその木が揺れてモルタルにクラックが入る。(コレは公共でも崩壊の原因の1つ)

モルタル吹付で防草対策も良し悪しなんです。

まぁ簡単に見た目だけが良くなるので崩れない様には見えます。

しかし実際はモルタル吹付は山が滑ろうとするチカラに対しては無力なのでホント怖いです。

 

取りあえず防草対策したいけど、どうすれば良い?

前回書いた様な内部洗掘なども考慮した防草対策。

モルタル吹付工

私の経験的には盛土や土砂部などの比較的緩い地山であれば、ポアローパイプを打設し奥から水を排出する。

そしてモルタル吹付特有の水抜きパイプは設置しない。

コレが一番なんじゃないかと思います。

ポアローパイプ

この様なパイプを地山に打込みます。

長さは1m程度で十分です。

私はこの製品は非常に良く出来た製品だと思っているのでオススメですw

既設モルタル吹付復旧(ポアローパイプ)

水抜きパイプを設置せずに下部のみに水抜き(ポアローパイプ)を1.0mほど設置する。

モルタル吹付工に水抜きを設置するのであれば、ステラシートを設置するのはありです。

本来であれば4.0m位は入れた方が安心です。

 

上部に住宅があって荷重があるので有ればそれも本来は検討して設計必要があるんですけどね(上載荷重として)

まぁあくまでも防草対策という事であればそこまでしませんが、私らとしては気になりますw

 

今回で防草対策は終わりますが、決してYoutubeの動画だけを鵜呑みにしないで欲しいw

結構いい加減な事言っていて怖くなります。

批判するつもりはありませんが法面の理論、設計が分かっていない方のYoutubeは危険です。

気をつけて下さい。

 

それではまた。

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