皆さんこんにちは。
エンタです。
昔のブログで人気のあった記事は
ドンドン掘り起こそうと思っています。
なぜなら、穴掘り屋だからですw
閑話休題
前回の続きですよ。
問題がある重ね合わせ位置
前回と同様の考えで
D10の鉄筋で45Dの重ねを取った場合、重ね長は450mmになります。
L分だけずらす。
450mm取ってそこからまた450mm重ねを取る。
一見ずらしてあるので良さそうに見えますが、
鉄筋の端が揃ってしまいクラック(ヒビ割れ)の原因となります。
(赤のラインでクラックが発生しやすくなる)
この例は結構いろいろな現場で見ます。
もう問題外です。これがイモ継手と言う方法です。
(赤のラインでクラックが発生しやすくなる、曲げ応力が弱いなど)
イモ継手だけは絶対に避けて下さい。
私の経験的に40D以上重ねを取っていて、継手間をしっかり取っていれば、
まず問題ありません。
もしも、ココはマズいなって所は
大きく鉄筋重ねを作って大きく重ねの距離を取ってしまえばいいわけです。
重ねの距離が取れない場合は重ねを大きくすればOKです。
鉄筋もコストがかかります。
しかし、部分的に安全側で無いと判断した場合はドンと鉄筋使って下さい。
1箇所当たりのコストは知れてます。
不可視(ふかし)の部分は
特に品質に気をつけたいですね。
と言う事でまた。