皆さんこんにちは。
エンタです。
先日油圧ホースがパンクして札幌まで往復3時間半・・・
尻が割れましたw
閑話休題
緊張管理が失敗する理由
皆さん結構難しい管理だと思っていませんか?
役所に数値や結果を写真やメモられたらマズいと思いますよね?
安心してください。問題ありません。
ただしあくまでもアンカー体がしっかり造成出来ている、抜けていない事が大前提で書いて行きます。
緊張管理としての失敗の要因として第一に
弾性変位量―塑性変位量曲線で上限値―下限値の範囲に入らないと言う事があります。
これの理由はわかりますか?考えたことがありますか?
なぜ入らないか?
私もかつてこれに悩みました。これだけバッチリやっているのに入らない事がある。
なんでや!?って時期がw
答えは簡単です。
ダイヤルゲージのセットの仕方が悪いだけです。
それだけなんです。
緊張試験でダイヤルゲージなどの精密機械を野外で使う。
風吹いてもゲージの値が揺れる。足場上に不動点?
まず足場使っている中で不動点なんて無いんです。
法枠にフレームキャッチャー?あれは本当に不動点ですか?
不動点なんてほぼ存在しないんですw
それをあたかも不動点はある的な感じで話を進めるからおかしい事が起きます。
まぁ仮に不動点があったとしましょう。(作れたとしましょう)
ダイヤルゲージをジャッキに正確に同じ上下左右方向にセットできますか?
バッチリセットできた!と思っていますよね?
ダイヤルゲージは1/100単位です。人間の目はだいたい1/10までは認識できます。(目盛りがあれば。)
1㎜以下でもずれていれば油圧のシリンダーストロークが伸び、
縮んだ時にはダイヤルゲージの先端はセット時と違う位置にいます。
(ワイヤー式のデジタルメータの場合はだいぶマシです。)
ダイヤルゲージを寸分の狂いもなくセットする事すら不可能なんです。
そして、鼻っから不動点は存在しにくい(土足場の場所ならまだ良い)
だからうまく良いデーターが取れないんです。
だから失敗するんです。
おっし!うまくセットできた!って思ったら、アンカーヘッドがクルクル回りだしますw
緊張によってPC鋼線のヨリが戻っていく現象ですね。
このクルクル減少で確実にダイヤルゲージはアッチの方向を向きますね。
ダイヤルゲージでなくても、デジタルメーター(ワイヤー式)でも同じことが言えます。
緊張管理が失敗する理由はわかりましたか?
物理的に不可能に近いことを現場でやっているんですよw
まぁうまくやる方法はありますけど。
上記の理由から役所にメモられた場合でも堂々と失敗したのでやり直しますでOKなんです。
なぜ失敗するかの理由も言っちゃえば良いんです。下手に隠すから変なことになるんですよ。
私の場合は包み隠さずぜーんぶ言います。だいたいの役所の方がそりゃそうだと言います。
で、どうするの?と言われる時は、ノギスでやりますと。
ダイヤルゲージは写真用のフェイクで、ノギスで測ると良いデータ取れるとも言っちゃいますw
失敗するとわかっていれば怖いことも立会で臆することもありません。
それをどのようにカバーするかが大事です。
ダイヤルゲージを使えと言われても、最終的にノギスのデータが最強です。
私はこの事を数年言っていますが、体験したことのある方しか納得しません。
私と緊張管理やられた方はノギス派になっていますよ。
ただ、ダイヤルゲージはフェイクで付けてますねw
どの方法を選ぶかは自由です。皆さんが最適な方法を選択すれば良いと思います。
それではまた。