皆さんこんにちは。
エンタです。
社会保険払ってますか?
発注ありますか?
仕事量ありますか?
6月は各社安全大会月間でいろいろな会社に行くわけで、イロイロな話しをお聞きします。
下請け業者の声
最近、周囲からこの様な事が聞こえてきます。
社会保険に殺される。
社会保険に入ったら会社が潰れる。
社会保険を外したい。
ぜーんぶ外注にしたい。
単価が上がらずキツイ。
常用の方がいい。
結局、人夫出しが儲かる。
その理由
なぜこんな話になるかと言うと、圧倒的に仕事が無いという理由と
単価が上がっていないって事です。
仕事が時期的に無いのはまだ諦めが付きますが、
施工単価が上がっていないって下請け業者は確実に死にますよ?
なぜ上がらないのか?
結局、上記理由と複合的に絡んでくるのですが、仕事量でしょうね。
仕事が無いから人を雇用している会社は下げざるを得なくなっている状態なんですよ。
役所的な考えは、「イヤイヤ、労務費単価上がってんじゃん!施工費上がってるじゃん!」って事です。
たしかに、上がっています。役所から元請けまでは。
元請けから1次下請けまでもそれなりに上がっています。
問題はココからで、1次下請けから2次下請けはドーンっとさがり、昔とそう変わりません。(毛が生えた程度)
元請けから1次下請け向けへの値引き交渉理由としては、会社の方針や落札価格が厳しいなどですよね?
現場の条件などもイロイロと交渉材料にはなります。
1次下請けから2次下請けに行く際も落札価格の話しをされる方がたまにいます。
でもね、最低落札価格は昔よりも上がっているし、
全体的にグッと上がっているのに、昔の単価のままってどうなのよ?的な感じですw
機械持ってトラック持って人を雇用してやる方はリスクしかないという事になりますよね。
人夫出しが儲かると言われる理由が分かる気がします。
社会保険を払うと倒産する気持ちになる
社会保険って毎月月末に指定口座からドンと引かれます!
社員が多ければ多い程大変です。
お金の必要な月末に容赦なく引き落とされるわけですから。
当然企業ですからプールもしておくし、準備はします。
しかし、単価も上がらないのに保険料だけは引かれるってホント心がやられます!
下請けとしての対策
これしかありませんが、キツイ単価を強いられるような元請けの仕事は断るしかありません。
仕事は欲しいけど、断る勇気を持つしかないです。
やればやるほど悪循環です。
頑張れば頑張るほど社員が疲れて最悪事故につながります。
そうではない元請けも
非常に良い元請けもいます!しっかり儲けさせてくれます。
だからこそ、そこの元請けの仕事はキツイ時でも手伝おうって気になれます。
そう言う現場はだいたいうまく行きます!
今後はこうなる
おそらく、下請けの量が圧倒的に減ります。
(元請けも減るでしょうけど)
コレがどう言う事かというと、職人不足が一気に加速していく事になります。
そうすると、施工出来なくなり、単価は上がります。
人気の無い元請けには下請けが寄りにくくなります。
立場的に逆転現象が起こる可能性が出てくるという事になります。
ましてや、県・市町村単位では地元業者優先は一層強くなっていきます。
支店業者でも入れなくなる可能性はかなり高いです。
結局
落ち着く所はお互い様って気持ちがあるかどうかって事です。
元請けと下請けは表裏一体なんです。
どちらが欠けても成り立たないって事なんですよね。
お互い様の気持ちで元請けの為に、
下請けの為に仕事を出来れば良いなって思います。
それではまた。