皆さんこんにちは。
エンタです。
のり枠工って鉄筋を配筋しますよね。
交点に主アンカーを打設します。
コレは通常ののり枠工の施工です。
ココに鉄筋挿入工やグラウンドアンカー工が入るとします。
すると、この交点にボイド管や塩ビ管が入ります。
この時に、塩ビやボイドの設置角度を重視して欲しいんです。
法面に直角であれば、ボイドが真っ直ぐに入るので問題ありません。
しかし、角度が有る場合鉄筋が当たる可能性があります。
そう言った場合鉄筋を上に移動したり、下に移動したりする必要があります。
しっかり考えて法枠の鉄筋組をしないと、こうなります。
主アンカーがこんな所にあると鉄筋挿入工やグラウンドアンカー工の削孔出来ないんです!
出来ない事はありませんが、無駄に時間掛かったり、ビットのチップがボシボシ飛んで行きますw
コレを切るだけで結構時間が掛かります。
図面にはよく交点のど真ん中に主アンカーが書いて有ります。
だからど真ん中に打たなければならないって事ではありません。
主アンカーの本質はモルタルが硬化するまでのズレ止めアンカーです。
硬化するまでが大事な事であって、それ以降は法枠の自重で摩擦が取れると言う事です。
と言う事は主アンカーピンはボイド管の横に打っても問題ありません。
まぁ中には図面通りでなくては絶対にダメだという監督もいますけどねw
コレが法枠の主鉄筋だったら構造上問題が出てきます。
↑の写真もぎり縦鉄筋を擦っていますけど・・・
こういう風にならないようにしていきましょう。
もしも、監督が管理していない場合は気付いた人(職人)が注意して行きましょう。
鉄筋を切るって事は不良施工と言う事です。
それではまた。