皆さんこんにちは。
エンタです。
お盆休みも終わりましたねw
今日からやっと仕事が回り始めます。
皆様、まだまだ暑いので十分気をつけて施工して下さい。
今年の残暑も厳しそうです!
閑話休題
アンカー工・鉄筋挿入工での箱抜きの素材
アンカー工、鉄筋挿入工でよく法枠工の交点に打設しますよね!?
その時の箱抜きの素材は何ですか?
だいたいが、ボイド管だと思います、もしくは塩ビ管のVU管ですよね。
※箱抜きとはアンカー等を後から打設するためにあらかじめ穴を開けておく事。
法面での箱抜きに使っては行けない材料
コレですw
マジですか!VPですか?ってなりますw
箱抜きとしての性能は十分に理解出来ます。コレはこれでいいのですが。。。。。
箱抜き材料に塩化ビニル管のVP管の使用は後のアンカー工、鉄筋挿入工において施工性が下がります。
VU管とVP管の違いは厚みです。ザックリ2倍違うんです。強度は2倍弱違います。
なぜ、VPはダメか?
まず、箱抜きってだいたいが飛び出しているんですよね。
VPの場合飛び出していると、割れないんですよ。VU管は簡単に割れます。
受圧プレートなどを設置する際にVP管が当たって浮いちゃうとダメなんです。
プレートの背面がしっかり付いていないと偏荷重が掛かり法枠が壊れる可能性が出てきます。
VP管で飛び出ている場合は割れないのでサンダーなどで削り取る必要が出てきます。
コレがまたひと苦労なんです。イイ感じでサンダーが当たらないですし、なかなか切れないんですよね~w
大変なんですよねー
※法枠から箱抜きが飛び出ている断面図
対 策
コレは法面屋がセットする際に飛び出して施工するためですが、
できるだけ法枠よりも少し低めがちょうど良く、微妙にちょっとだけ出す事だけは勘弁して下さいw(サンダーで削りにくい)
箱抜きの中にモルタルが入ってしまうとか、穴が分かりにくくなると気づかってくれる法面屋もいます。
が、安心して下さい。手堀でない限り、機械削孔の場合はとてつもないパワーで削孔します。
モルタル程度ガンガン削孔出来ます。箱抜きの中にモルタルOKです。
低く施工してくれた方がまだマシです。
※法枠から箱抜きが飛び出ている断面図
設計段階
箱抜きはVU管かボイド管で設計してください。
上記の様に飛び出たりしてると割れないんですよ。
法枠の形状、箱抜きのズレなどで角度が若干違ってたりするとVPだと大変なんです。
設計通りに打設できない場合も出てきます。
(明らかに設計角度と違う場合、手作り削り用ビットでVP管をゆっくり削る必要が出てくるので大変です。)
出来る限り、ボイド管かVU管での設計をお願いします。
ボイド除去
ボイド管はボイドを取るのが大変と言いますが、こんなものを作ると簡単に取れますよ。
差し込んでボイド管を回すようにすればゴッって感じで簡単に取れます。
市販品でも売っています10,000円前後で、自分で作れば2,000円弱で作れます。
自社のアンカーピンや端材で作れば材料費ほぼタダで作成出来ます。(溶接棒、ガスなどは必要ですけどwww)
もしも設計でVPが入っている様で有れば、是非とも設計変更してください!
その方が施工性が上がりますよ。
それではまた。
関連記事:箱抜き角度
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