皆さんこんにちは。
エンタです。
先日久しぶりに静岡県磐田市に行ってきました。
行ってきたのは、10年前からやっていますボランティアの一環で災害時に水を供給するシステムのお披露目会?的な事がありました。
今までに何十回と行われてきたのですが、今回は国会議員や磐田市長、市議、区長、県の防災担当、地域の消防団員などの様々な方に来て頂きました。
総勢40人弱の方々に参加して頂きました。
そもそもこのシステムはどの様な事かというと、
日本には各地域に可搬式消防ポンプが必ず1個はあります。
それを火事だけのために使用するのはもったいない!って事でそれを災害時にも使用しようと言う取り組みから来ています。
その水の供給は10本の井戸を使用し全てを1本に集約し可搬式消防ポンプで吸い上げています。
当然ながら、毎分500LのC級可搬式消防ポンプでも写真の様に水を放水する事が出来ます。
そして、それを仮設の水道につなぐと蛇口から出ます。
20個の水道から一気に水を出しても何ら問題無く使用出来ます。
井戸水なので、マンガン等のミネラル分が豊富で少し鉄の匂いがしますが、飲めます。(心配なら煮沸でOK)
さすがに、コレだけの水道の蛇口から一気に出てくる水を見ると見学の方々もビックリしておられましたw
災害時に使える水がいくらでも使えるって凄いですよね~
それを前もって準備していれば災害になったとしても水の心配は要りません。
今はまだお見せ出来ませんが、災害時に簡単に設置出来る冷房、災害時に簡単に出来るお風呂も作成中。
真ん中に見える小さなポンプで水を吸い上げています。
この小さな砂山の中に塩ビが入っています。
我々が普段行っている方法(2重管)で削孔し井戸を設置していますが、そこには多少の工夫と秘密が隠されていますw
コレが全国的に普及すれば災害に強い地域、災害になっても水の心配が要らないって事になります。
もう10年も活動してますからそろそろ芽が出ても良いのにナーって思っていますw
少し古いですが、うちの土場で作った災害用井戸です。(5年前です)
うちで作った井戸の本数は少ないので息継ぎしてしまうのですが、
ハイブリッド式で電気と可搬式消防ポンプを同時に使える方式です。
次回また作成する予定があるのでその時は蛇口ズラーっと並べたいと思っていますw
今回この地域から国会議員が出て、市長などにも賛同頂けており今後の行政の動きに期待しています。
10年は長いようで一瞬ですね。
このシステムが全国に普及し少しでも命が助かる可能性が上がることで私たち法面屋、アンカー屋、建設業が貢献出来ればと思います。
それではまた。