法面(崖)の崩壊後、その横の法面が危ない。

皆さんこんにちは。

エンタです。

台風19号の被害に遭われた方々、謹んでお悔やみ申し上げます。

また災害対策に追われている元請け、下請の方々には十分に気をつけて作業にあたって欲しいです。

2次災害にならないように。


閑話休題

弊社の現場でも多少崩壊があり、被害を受けました。

台風19号 崩壊

元々風化の酷い山で、仮設吹付を行う位のボロボロ具合だったんです。

上部には法枠工を吹いてきており、若干逆巻気味に切りと吹付が平行で行われていました。

 

そこに今回の台風19号です。

さすがにあのレベルの降雨量が来ると山はほぼ全て飽和状態。

放出するしかないでしょう。

 

地下水に入りきれない水は内部水圧となって、崖崩れを誘発します。

なので、内部から爆発するような、まさに北斗神拳の様に噴出してきます。

崖崩れ

我々はなすすべ無く無残な法面を見るわけです。

 

湧水が出ている現場、湧水が多い現場は特に注意が必要です。

皆さんの現場はいかがでしょうか?

まだ水が出ていますか?

出ているので有れば十分気をつけて下さい。

出来ればまだ手を付ける時ではないかも。

水量が減ってしまえば問題はありませんけど。

 

ただし、水が出ていても危険な部分は崩壊した法面(崖)の横の法面です。

崩壊した法面はすでに滑る部分が無くなってしまっています。(安定勾配になっている)

もう一度崩壊する可能性は非常に低いです。

もしも何かしら対策工事をされるようであれば、崩壊法面の横の法面に十分気をつけて下さい。

そこにはまだ、崩壊する要素が残っているかも知れないという事です。

 

それではまた。

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