皆さんこんにちは。
エンタです。
先日のイベントの帰りに、東京都杉並区の擁壁倒壊の現場に行って来ました。
家がコロンと転がっている所が印象的です。
向かって左右の道から撮影出来たのですが現場までは通行止めで。
さすがに崩壊しないと分かっていても、自分の土地でも無いのでこれ以上は入れず・・・
遠くからの撮影。
報道の写真は上からなのでザックリ分かります。
報道や聞いた話によると、下記の様な丘陵地によくある施工ですね。
地山に対し、擁壁を建てて盛土して家を建てる。
比較的地山はしっかりしていたのか?って思いますが、当時はそれで良かったんでしょう。
そして、経年劣化と最近の降雨の激しさによってこの擁壁にクラックが入るわけです。
擁壁自体の作りはパッと見ではコンクリート製に見えますが、鉄筋が見えませんでした。
当時の作りがどの様なのか?は分かりませんがサイドのコクリートとも分離している感じです。
報道等によると、この盛土に雨水や湧水?が溜まって土圧が掛かり崩壊したとの事でした。
こんなイメージですね。
そもそも関東ローム層は水が入ると一気に弱くなる傾向を持っています。
そのせいで見かけの粘着力が低下し、土圧が増した可能性が十分に考えられますね。
まや、滞水した際に水抜きが無かったという話もあり
そして崩壊。
崩壊前の写真を見ると下部には水抜きパイプがある様に思えるんですが。。。。
なかに入れればもう少しよく確認出来たとは思うんですが、現状ではサッパリですね。
では、今後この様な場所に置いて我々工事屋は何をしていくのか?
どう言った工事が最適なのか?
そもそも我々法面屋は補強土壁工という普段から設計、施工している得意分野ですよね。
その思考をふんだんに使って考えて見ようと思います。
それではまた。