水抜きボーリング工の削孔角度はソロソロ改訂されても良い気がする。

皆さんこんにちは。

エンタです。

水抜きボーリング工の角度って以前結構ブログに書いた来たと思います。

設計では5~10度程度と書かれています。

水抜きボーリング工

この角度はどうなのよ?的な事ですね。

水抜きボーリング工においての角度の考え方は?

 

下記の記事の動画を見て下さい。

湧水が多い時の頭部処理

アンカーヘッドの隙間から水が出ています。

 

パッと見でコレおかしいですよね?

削孔は下に向かって削孔しているにも関わらずです。

皆さんはどの様に考えますか?

 

こう言う時の考えとしては、

1,頭部処理してある位置まで水が上がっている。

グラウンドアンカー工 内部水位

あくまでも、こう言う事もある可能性ですね。

こうなれば、ココに水抜きボーリングが打ってあれば水ジャンジャン出ますよw

内圧上がっていると思うので。

 

2,内部間隙水圧が高く、削孔しグラウトを注入したグラウト表面を水が伝ってあがってきている(表面張力)

グラウンドアンカー工 毛細管現象

水の表面張力で硬化したグラウト表面を伝わって水が出てきています。

こう言う事は多々あります。

 

これを見て考えられる事は、水抜きボーリング工は下方向に打っても効果が十分あるという事です。

上に打つ必要が無い!と言う事です。

 

気持ち的には勾配が付いていた方が水捌け良いと思いますが、実際はそれほど変わらない。

山からすれば針の先レベルで細い孔なんですよね。

 

その昔、水抜くんだから上方向に打設だ!!

って決めた方がいるとは思うんですが、ソロソロ改訂しても良いと思うんですよねー。

昔よりも施工例も、実例、実績もいくらでもあるので。

より効率良く、より合理的に。

 

それではまた。

コメントを残す