植生工の意味合いって時代の気候の変化により無くなってきている様に思える

皆さんこんにちは。

エンタです。

枠内植生工

植生工ってどう思われますか?

 

最近の傾向として、メッキリ減ってきたと思います。

コレの理由はどうしてでしょうか?

 

1つはメンテナンスの事が上げられます。

高齢化社会でメンテナンする人が居なくなってきました。

そのため、草刈り等の手間を考えるとモルタル吹付を行った方がコストが掛かりません。

豪雨

そしてもう1つは、今どきの局地的な豪雨に植生工が付いて行けません。

特に緑化だけの法面の場合、あくまでも浸食防止効果を狙った工法だけだと厳しくなります。

 

地山の奥から来る土圧・水圧(過剰間隙水圧)に耐えられません。

と言う事は最低限でも法枠工が施工されていなければ、崩壊します。

 

今までは良かった工法も今の時代に合わなくなって来ているという事です。

 

これまで数十年施工してきた施工方法も今後は考え直して行く時代になってきた様に思います。

書籍などはまだそのままですが、設計的な考え方や指標もある程度時代に合わせて変化して行く事も大事だと思います。

 

今後現場で植生工などが設計に入っていた場合、本当にココに施工して良いのか?

ココに施工した場合の事をしっかり認識し、設計変更するなりの事は考えて行った方が良いとは思います。

 

私的には、もうモルタル吹付の密閉型で施工を行い、水抜き工をなどを併用した方が永続的に維持できるように思います。

出来る限り山に水を入れない、そして出来る限り排水させる。

この辺が非常に大事な気がします。

 

それではまた。


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