皆さんこんにちは。
エンタです。
よく、似たような工事で良いからとりあえず図面頂戴って言う方がいるんです。
似たような工事でも中身全然違うし(笑)
しかし、その対応が気に入らないのか、若干おこなわけですよw
でも、そんな図面渡しても何の役にも立たないし、後から修正とか言われても面倒です。
分からないなら分からないで良いので役所や元請けと直接話した方が楽なんですwww
しかし、そう言う方はなぜか、なかなか直接話しをさせてくれません。
なんでしょうねぇ~w(あ、契約してないからかな?)
実際はどーでも良くて、ただせっかく施工するならしっかり施工したいだけですよ?
面倒起きる前に設計計算書とその他資料を全部下さい!w
閑話休題
疑うこと
よく防災工事って言いますよね。
先日ある方と話していて私のわだかまりが取れたのですが、
やっぱりそうだよなっ!って。
我々のり面屋は防災工事やっていると思っていますよね。
でも、それって防災工事ではないんじゃないかと思っていたんです。
だいたい工事は崖崩れ後に施工していますよね?
しかも、1回崩れた山は実は安全なんですよ。
法面屋がやっているのは法面保護工です。
新設はまた別の話になって来ます。
崩れた法面を保護しているわけですが、すでに崩れている法面ですからそれ以上崩れようがないんです。(オーバーハングは落ちるけど)
こんな事書いちゃうとイロイロ怒られそうですが、コレが事実なんです。(崩れた表面を保護することは必要です。)
じゃぁどこが崩れるんだ!?と言われると崩れていない右の法面かも知れません。左かも知れません。
それは誰にも判らないんです。ただ、正確な事は崩れていない法面です。
防災って災害を未然に防止するために行う事です。
このwikiにも書いてあるのですが被災から復旧までも防災って最近は言うようですが、
本当の防災って観点から言うと、崩れる前に防ぐのが防災って雰囲気ですよね?
たしかに、崩れた後にそれ以上崩れないようにって思えば防災なんでしょうが、、んーってなります。
しかし日本では崩れてから、変状があってから対応するので上記観点(崩れた山は安全)から考えると
防災とは言いがたい感じがします。(それ以外もありますが)
そして、設計する際に安全率があるのですが1を基準に崩れる、崩れないを考えます。
1が崩れていない状態です。ちょっと崩壊が始まっている、変状があるのを0.98~0.93で考えます。
ザックリ言うと50%の確率です。
主要道路で言えば、安全率を1.2まで引き上げます。
引き上げる方法としては法枠をやったり鉄筋挿入工やったり。グラウンドアンカー工を施工したり。
様々な方法で引き上げるわけです。
別に否定するわけでもないのですが、時に現状で安全率0.6と言うモノまで出てきます。
も。。。もう山無いんじゃ??・・・・(掘削した瞬間に崩れると言う解釈でOK?w)
すでに崩壊している山にも同様に安全率を上乗せしていくわけです。(崩れて安定していても保護工事で2割乗せる)
私もそれなりに教わった通りに設計して施工してきたので疑いようも無い事なのですが、
昔ある方から言われたことで疑問を感じていました。
それが今回のちょっとした出会いでフツフツとやっぱりそうだったんだな~って確信に変わりました。
と言っても、じゃぁ今後何かが変わるかと言うとそう言う事でも無いのですが、
疑問を持つことの大事さを改めて認識しました。
今有る事全てに疑問を持つ大事さですね。
それを少しづつでも変える事が出来ればそれはそれで楽しいかなって思っています。
それではまた。