皆さんこんにちは。
エンタです。
先日は1期生ベトナム人と2期生ベトナム人達に機械のバラしかたを教えていました。
MG-15のポンプです。
かなり老朽化しているモノを譲り受けたのでオーバーホールですw
普段だと私か、他の社員が整備するのですが、今回は彼らに機械の構造を教えながらのバラシです。
結構面倒な部分はボルトの部分です。
だいたいこの手の機械はスタッドボルトはうん十年と交換されていません。
その為にほぼ腐っています。
そしこんなボルトにも取り方のコツがあるんです。
パイレンで回して動けばまだ良いですけど、ほぼ動きませんw
単管等を使用して若干無理に回すのですが、その際に若干緩んだら潤滑剤(GRP)を使用し浸透させます。
そして、もう一度締めます。
緩ます→締めるを繰り返しながら緩めていきます。
これがコツです。
そうする事で変なガジリ付きも無く、ネジ山もしっかり残した状態で外せます。
これを無理にゴリゴリ緩ましていくと、ネジ目が潰れて出てきます。
こんな感じですね。
初めてだったのもありますが、外せば良いと思って外すとこうなりますw
ネジの山が潰れているので、メス側も同じ状態になっていると言うことです。
こうなってくると、ネジ目を作るためにメス側に溶接をしてタップを立ててネジ目を作り直す必要があります。
ホンのちょっとした事が後々の無駄な仕事につながるわけです。
どうしても取れないスタッドボルトは周囲を温めたり、完全に折れたモノは穴を開けて逆タップで取ったりと。
彼らは整備は初めてなので楽しそうにやっていますw
1個の機械に4人でwww
もうトンデモナイ事になっていますが、楽しそうです。
こう言った事を教えているといざ現場で機械トラブルが起こった時にどこが壊れている?
どこに問題がある?
って事が分かります。
自分たちで治せるのであれば一番最速でどうするかを判断出来るわけです。
治せるレベルか、交換か?
ちょっとした知識ですが、今後会社の為に役に立つ知識ですし、本人にも役に立ちます。
彼らは(2期生)しばらくは現場に行っても見学したり、ロープの講習したりとそう言った感じの仕事になります。
とにかく安全を重視しているって事を理解して欲しいですね。
そして、勝ってに手を出さない、用途外使用をしないと言う事を整備でも教えて行っています。
イロイロと難しい所もありますが、少しでも色々な技術を持って帰って欲しいので私も結構大変です。
楽しいですけど!w
今年は新卒や中途も入ってくるので昨年よりももっと楽しく忙しい年になりそうです!
それではまた。