皆さんこんにちは。
エンタです。
先日から東京の山、崖、法面。
今日から横浜の山、崖、法面、急傾斜を満喫しております。
ここ最近の私のイメージですが、耐震補強において崖(法面)調査は依頼主様の興味をそそられるようです。
特に我々が専門とする法面の補強についてです。
結構調べられて、場合に寄っては数社見積を取っている場合も。
そこで、気になることがかなり有るのですが、その大多数が崖(法面)の考えかた?
この法面は緑化だけで十分です!とか
モルタル吹付工で問題ありません。恐らく崩れませんよ~
って言っている業者が多い様です。(施主談)
見積を見せてもらうと凄く高い(公共よりも)金額のモノや、極端に安いモノなど様々。
しかし、提案は全てモルタル吹付かマット張りのみですねw
それ以外は見た事無いですね。まぁ法外な1億の石積の見積には笑えましたけどw
ようは、設計を知らない方が安易に民間工事に行ってこの位でいいだろ?って感覚で見積を出しているんです。
しかも、見積条件に「崩壊防止を保証するモノではありません。」って書かれているんです。
それを否定するわけではありませんが、困るのは施主ですから私はそれが解せないですね。
お金もらっていい加減な仕事はダメでしょ?
それを不審に思われた施主が知り合いの土木業者を経てうちに相談に来られることが多いです。
恐らく大丈夫でしょう!
って言われるのであれば、もう少し工法を考えて欲しいところです。
私的に恐らく大丈夫でしょう!って言うのであれば、鉄筋挿入工をNEXCOの経験的手法で考えました結果、1mピッチで千鳥配置で打ちましょう!
って言った方がかなり安心感持てます。(金額的には↑↑↑)
モルタル吹付工や緑化で滑りや崩壊を止めれる訳はないですから、せめて鉄筋挿入工で鉄筋を打設です。
そして大体民地の崖はほぼ土砂です。
中抜け防止の為に千鳥配置で鉄筋挿入工+開放型の緑化や植生マットがイイと思います。
削孔機がなければ自穿孔ロックボルトで手堀でも良いわけです。
出来れば安定計算書があれば施主ももっと安心感も増しますし、設計に上載荷重を見込んでおけばよっぽど酷いことにはならないと思います。
ただし、民間ですから公共違って増工とかあまりないように思います。
切り分け手段として、表面保護したいのか、草生やして土壌を洗掘から保護したいのか、滑らないようにしたいのか?
この3種類で民間工事は成り立つように思います。
モルタル吹付・植生工(植生マット)・鉄筋挿入工
たまに企業であったら、法枠やアンカーの提案もあるでしょうけど。
民間工事で見積を出す際は最低限の要望を聞いてどの工法で行くかを検討した方が良いと思います。
それではまた。