皆さんこんにちは。
エンタです。
今日は水抜きパイプについてです。
水抜きボーリング工の勘違いを書いてみようと思います。
まぁ一般的に雨は上から降りますw
山にも水は上から染みて行く部分と、遠くの奥の方から流入して来ますが、今回は上からの水限定で話しを進めます。
上記の様に雨が降って地中に染みこみます。
水抜きパイプを打設しているのでその雨がパイプに入って行くという事は想像出来ると思います。
パイプに入って外に出る。
ただそれだけなのですが、勘違いはココからです。
皆さんこの様に考えている方が多いです。
上から水抜きパイプに入って外に出て行くと思っています。
正面の絵から見ていきます。
正面から見たら水抜きパイプが3箇所設置してあるとしましょう。
雨が降って水が上から水抜きパイプに入って行くとした場合下記の様になります。
さも水が意志を持って水抜きパイプに一直線の様な!!?w
たしかに、内圧が上がった場合パイプが入っている箇所は内圧は開放される場所です。
その為集まってくる可能性は無いとは言えませんが、しかし、あまりにも不自然ですよね?
水が出てくるときは山が飽和状態になっていると考えた場合に自然に考えられる水の流入の仕方はコレです。
一度雨水が山の下まで行きます。(部分的な話しで書いています。)
その雨が排出されずドンドン山の内部に溜まって行きます。(飽和状態)
下から上がって来た水が水抜きパイプを通って排出されます。
これが勘違いという部分です。
水は下から上がって来て水抜きパイプに入って排出されます。
そして、よくありがちなのですが、水抜きパイプって上方向3度~5度とか設置しますよね?
あれも実は0度でもOKです。(設計では角度必ず付いていますが、あくまでも理論上)
最悪は下向いてても水は出ますw
上記理由からすれば、水は必ず水平になります。
例えば上に5度有った場合、0度~5度まで差があります。斜めに配置していますから。(先端は特に)
水平の方が水を早い段階で水を抜けると思いませんか?
斜めの方が排出が早いとか思うでしょうが、余り関係ありませんw
内圧が上がっている状態(飽和状態)で水抜きパイプにしか抜ける場所が無ければ嫌でも水は水抜きパイプを通って外に出ようとするはずです。
まぁ今更、設計の考え云々をどうこうしようという気はありませんが、あくまでも理論です。(わからずやには屁理屈に聞こえる?w)
だから下を向いていても水はパイプから出てくるんです。
まぁ設計等は上向きがセオリーでしょうからそれに反するつもりは有りませんが、設計コンサルの方が少しでもこの辺に疑念を持って頂ければいいなーって思っています。
それではまた。