皆さんこんにちは。
エンタです。
外国人がいない現場で日本人だけで回せるのか?機械・人手・賃金・体力…全部考えてみた(その1)
前回の続きです

Q3:賃金を10倍にすれば良いのか
10倍!!
そりゃあ人は来るでしょうねw
それを現実的に考えてみて下さい。
賃金が10倍になったら社会はどうなるか?
建設業の賃金が10倍になれば、他の業種も連動して上がります。
そうすると、物価も上がる。
結局、相対的な価値は変わらないんですよwww
建設業だけ上がればウハウハで出生率も上がりそう!?w
それに、お金目当てだけで来た人は続きません。
特に自然相手の仕事は結構厳しいで簡単な気持ちだと毎朝が嫌になるでしょうw。(私たちでもイヤになる天気有りますよねー)
雨の日も風の日も、夏の暑い日も冬の寒い日も、山の中で作業する。(宮沢賢治みたい!)
泥だらけになって、汗だくになって、時には危険と隣り合わせ。(ビュンと落石とかね。。。)
「お金さえ貰えればいい」って人は、最初の夏を越えられないでしょう。
現場ってそんなに甘くないんですよねー。
しかし、現場ではひと夏越えるとアイツは続くと言われる世界でもありますw
夏基準って結構あります。
社会全体への影響
建設業の賃金が急激に上がると、こんな影響が出ます。
公共工事の予算が足りなくなる
道路、橋、ダム…全部のコストが跳ね上がります。
税金で賄っている公共工事、予算が追いつかない。
工事発注は極端に少なくなり仕事の取り合いに。。。。
倒産は増え続け、上と下の差がドンドン広がるでしょう。
民間工事も高騰
住宅、ビル、工場…全部高くなります。
そうすると建設自体が減る可能性。
他業種との バランスが崩れる
なんで建設業だけ10倍?って話しになる。
他の業種も上げろって圧力が掛かる。
結局、インフレが進むだけ。
建設業の品質が下がる可能性
お金目当ての有象無象が集まってくる。
技術も知識もない人が現場に入ってくる。
事故が増えて、品質が下がって、結局業界全体の信頼を失う。
もちろん賃金は上げるべきです。
でも「○○倍」って極端な話しじゃなくて、適正な水準まで段階的に。
技術と経験に見合った賃金、それが大事なんです。
現在では国交省が進めるCCUSや法改正によって今後は少しずつ良くなっていくのか!?
| レベル | 建設業 (万円) | 製造業 (万円) | 運輸業 (万円) |
|---|---|---|---|
| Lv1 | 350–450 | 330–430 | 340–440 |
| Lv2 | 450–600 | 430–580 | 420–580 |
| Lv3 | 600–800 | 560–780 | 580–810 |
| Lv4 | 800–1,000 | 780–980 | 800–1,000 |
賃金を○○倍にしても根本的な解決にはならない。
むしろ社会全体のバランスを崩す可能性がある。
適正な賃金と、仕事への誇りを持てる環境作りが必要。

Q4:フィジカルがしっかりしている人手が必要なのか
コレは正直な話し、YESです。
外国人労働者、特にネパール、ベトナム、フィリピンの方々は本当にタフです。
フィジカルが強い。
なぜか?
彼らは日本にお金を稼ぎに来ているからです。
母国の家族のため、自分の将来のため、明確な目的がある。
だから多少キツくても頑張れる。
ハングリー精神がある。
一方、今の日本人はどうか。
「貧弱」「メンタル弱い」って言われますよね。
コレ、事実だと思います。
なぜかって、国が豊かすぎるからなんですよ。
全て与えられて育ってきた。
食べ物も、住む場所も、教育も、娯楽も…全部ある。
だから「何としてでも稼がなきゃ」って思わない。親も結構裕福な方多い(普通の層でも)
「このバイトキツイからやめよう」 「もっと楽な仕事探そう」
って簡単に辞められる環境がある。

本当の貧困を知らない
日本の貧困層とアフリカの貧困層、ネパールの貧困層…
全然レベルが違います。
日本で貧困って言われる人でも、スマホ持ってるし、コンビニでご飯買えるし、雨風凌げる場所がある。
でもアフリカやネパールの貧困は、マジで生きるか死ぬかのレベル。
明日のご飯がない、住む家がない、そういうレベル。
そういう環境で育った人と、豊かな日本で育った人…
フィジカルもメンタルも、やっぱり違いますよ。
じゃあ日本人はダメなのか?
そんな事ないです!
建設業に入れば、自然と鍛えられます。
自然と対峙する仕事ですから。
最初は弱々しかった若手が、半年、1年と経つ内に逞しくなっていく。
顔つきも変わる、体つきも変わる、考え方も変わる。
現場で磨かれるんです。
でも問題は、そこまで続けられるかって事。
今の若い子は、最初のキツさで辞めちゃう。
「こんなキツイ仕事、無理です」って。
日本人が続けると世界で通用する職人になることは間違いないんですけどねー・・・
昔の日本人も同じように仕事してたんですよ。
でも続けられた。
なぜなら、他に選択肢がなかったから。
今は選択肢が多すぎる。情報が多すぎる。ネガティヴキャンペーンが多すぎる。
だから簡単に辞められる。簡単に騙される。簡単にそそのかされる。
ちなみに「イマドキの若いもんは!」って言葉はエジプトの壁画にも描かれていますw
その時代からそーやって成長してきているんですよねwww
強い人を育てるには?
厳しい環境が必要ですが、今更日本全体を貧しくする訳にはいかない。
だから建設業の中で育てるしかない。
最初はキツイかもしれない。
でも続ければ必ず強くなる。
技術も身につく、給料も上がる、仕事に誇りも持てる。
そういう事を、もっと若い人に伝えていかないといけません。
「建設業はキツイだけじゃない」
「成長できる、稼げる、やりがいがある」
って事を。
フィジカルの強さは必要。
日本人だって、建設業で鍛えれば強くなれる。
問題は、そこまで続けられる環境と、若者の意識改革。
今回はココまで
次回は私が考える建設業の未来的な感じで書いてみます。
それではまた。



