皆さんこんにちは。
エンタです。
モルダム工法の次の動画も上げたいのですが、もう暫くお待ち下さいw(次はまだかと諸先輩方からご指摘を受けましてw)
発注していたコレも2台入ってきて使用感もお伝えしたいw
しかし、動画編集をしないとアレなので、もう暫くお待ち下さい。
閑話休題
全国的にコロナも回復しつつ昨今ですが、皆さんの環境はどうでしょうか?
うちの方は特に影響はありませんが、その影響でいろいろなモノが遅れて大変ではあります。
特に工場生産系のモノは大変ですね。
その大変な工場生産モノのグラウンドアンカーを発注し、基本試験を施工しました。
アンカー体はメーカーに無理を言って3日くらいで作成してもらいました。
急遽決まった基本試験。
役所も初めての基本試験でイロイロ質問を受けました。
グラウンドアンカー工を施工されている方は分かっていると思いますが、
基本試験は設計の元になるτ(タウ)を求める試験です。(周面摩擦抵抗)
(実際のアンカーでやる場合もあります)
今回実際のアンカーで施工しました。
最終的にはアンカーが抜けたのですが、役所や元請けは「え、大丈夫なの?」って感じですw
予定の荷重よりも低い荷重で抜けましたから。
基本試験で大事な事は、どこで(荷重)抜けたか?(コレが一番)
その前段階でのクリープはどうだったか?(なにか動きがあったか?)
経験的にクリープで抜けそうとかわかるんですが、抜ける瞬間は気持ちいいw
地中数十メーター奥からドンって言う振動が来ます。
抜けたところの荷重までしか周面摩擦抵抗が無いと言う事になり、その部分で再設計をするわけです。
よく抜けないでって言う方もいますが、それはそれでイイのですが、抜けた方が分かりやすいんです。
ある程度τ値(タウチ)の目安が出来ますから。
抜けなかった場合設計程度もしくはそれ以上あると言う事は分かりますが、やっぱり数字的に分かった方が気持ちが良いですねw
私的にはある程度の所で抜けた方が解釈しやすいですし、納得出来るので好みです。
役所にもその様に話をし、抜けた方が良いんですよ?って言っておきました。
あくまでも私の主観ですけどねとも添えてw
今回の現場は互層で少し面倒な層で実施工は工夫する必要がありそうです。
そう言った意味でも本施工前の段階での基本試験はありがたいですね。
それではまた。
以前出したグラウンドアンカー(本設)が抜ける瞬間も振動ありました。