その他

建設業のアフターコロナの世界

皆さんこんにちは。

エンタです。

最近、アフターコロナについてよく聞かれます。

コロナ後の日本はどうなるのか?

アフターコロナ

特に我々建設業はどうなるのか?

 

世の中はテレワーク時代に突入したと言っても過言ではないでしょう。

テレワークとは「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語らしいです。

 

率直に言って我々建設業界では変わらず現場主義ではないでしょうか?

実際問題として人が現場行かないとモノが出来ません。

ゼロ→1を産む建設業ですから、現場ありきです。

 

3Dプリンターで出来る構造物は出てくるでしょうし、現に地震の無い地域等ではあるようです。

それ以外では、重機がある程度オートメーション化は進むと思います。

無人で決まった座標値までの掘削であれば出来そうですし、燃料無くなったら燃料ドックに勝手に向かってドッキングすることで燃料補充とかはお掃除ロボットで実証済ですよね。

そのうち深夜でも重機だけは動く可能性は十分にありそうです。

それを夜勤の施工監督が監視をする仕事が出来そうですね。

機械で出来る仕事はある程度機械化が進みますが、テレワークまでとは行かないでしょう。

セコムカメラ

現場の進捗状況を常に配信する事(施工が決まっている施工業者のみ)は有るでしょう。

今までは、わざわざ現場に行って確認するか、監督に写真を送ってもらったりして確認していましたが、今後は動画を使用した進捗確認は常識的になる可能性も。

コレは元請けから下請だけではなく、役所へも常識になっていくでしょう。

 

昔、国交省の重点現場は定点カメラが付いており、いつも監視されている気分でした。。。

そして、変な行動?をする作業員がいた時に限って業務委託監督から嫌な電話が来るんですよね~w

 

工程管理はドローン等のロボット管理が出来そうです。

例えば定期的に写真を撮って差異を数値化で出来ます。

すでに土量とかはあります。

過去の写真

写真管理は動画管理になるのか?

動画の検索技術が上がれば、削孔って書いてある黒板を認識し削孔の動画を流す。

現場では黒板的なモノに削孔長検尺って書いて、カメラにチラッと見せるとそこからが削孔長検尺の開始。

検索で削孔長検尺を検索すると始まる。ってな感じで動画は流しぱなし。

写真管理はなくなる可能性もありますね。

 

出来形管理もしかりである程度の精度で測定出来るようになれば測る事も無くなります。

品質管理はモルタルの供試体などはやはりしばらくアナログだと思いますw

供試体を試験場に持っていってくれませんから。。。

 

全体的には少しずつ楽になる方向では有ると思います。

しかし、細かい部分は全て人間の目、手で進めていくことは変わりないと思います。

 

機械は100%決まった事は出来るんです。それをやれと命令されていますから。

やっても良いけど、やらなくてもイイって事は判断がつきません。

AIが考えると言ってもAIもそれ程万能ではありません。

特に我々のような職種だと特にです。

例えば、オートメーション化された重機で掘削していて予定にない転石がドンと出てきます。

重機はずーっとツメ付きバケットで転石を小突いている事になります。

人間であれば、アイオン(油圧ブレーカー)に替えるか?って判断します。

しかし機械はそんなちょっとした判断は出来ません。

機械の判断は、1m3の転石ならアイオンに交換、それ以下ならツメ付きバケット

0.9m3でもバケットの爪で突くわけですw

そのうち硬さとか反発力で判断して判定するようになるのでしょうけど。

そしてなにか問題が有れば重機がアラートで教えてくれて動画を撮るでしょう。

 

我々施工管理者は重機のオートメーション化の進捗、稼働管理なども出てくるのか?

施工管理が簡素化された分もっと複雑な管理を求められる事になるのか?

 

どちらに転んでも今の所我々は現場主義ですね。

現場に行ってモノ作り。コレが我々土木業者の基本中の基本。

ただ、工事看板の設置はしょうがないにしろ、設置後の表示はいかようにも変えれるようにデジタル化して欲しいですね。

いちいち「本日、通れます!」とか「本日、時間通行止め」とかのマグネット貼りに行ったりする事がないように!w

 

建設コンサルは多少のテレワーク化は進むような気がしますが、それでも現場行って目で見る雰囲気と映像では全く違うので実際はどうなるんでしょう?

 

役所の立会が動画化されれば、役所の担当者も人員が減らされて大変なので時間に大幅に遅れるという事も少なくなりそう。

少しでも仕事が楽な方向にはドンドン進んで行って欲しいです。

皆さんは今後をどの様に想像しますか?

 

それではまた。


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