皆さんこんにちは。
エンタです。
吹付工における圧縮強度試験の供試体ってどの様にして作っていますか?
現場を知らない方だと、???ってなると思います。
今回は供試体の作り方を書いてみようと思います。
基本的な吹付コンクリートにおける供試体の作り方は

コレです!
見た事無い方もいると思います。
これが、吹付コンクリート(モルタル)圧縮強度試験用供試体の作り方(案)です!
あくまでも案なので絶対ではありません!
下部に開放部があるのは吹付ロスを落ちやすくする仕組みです。
(JSCE-F 561-2005)
| 用途 | a | b | c |
|---|---|---|---|
| トンネル | 500 | 500 | 150 |
| のり面 | 300 | 300 | 200(4) |
| 補修・補強 | 300 | 300 | 150 |
コレがサイズ感です。
サイズ的にはちょっと大きい気もしますが、あくまでもJIS規格での案です。
こんな雰囲気でやってねって感じです。

そしてこのパネル型枠を法面や壁に立てかけて吹付を行います。
昔はコレが案にも関わらず、絶対JIS通りしないと気が済まないマンの業務委託とかがいて・・・・
大変な思いをした記憶が
なにせ、サイズデカくて持てない事が多々有りましたwww
コレがJIS規格の一般的な案ですが、実際の現場ではどうかと言うと。

コレですね。
法枠の現場などではコレが一般的です。
法枠の材料を使用しています。
JISと違うと言われますが、実際に設置する法枠を使用しているので、法面協会の書籍にもOKということで書いてあります。
実際の型枠用の網なので、しっかり吹付のロス(混ざりの悪いモルタル)は飛んで行きやすくなります。

思ったよりはイイ感じに作成出来ます。
人によってはコレを処分しやすいように、網を簡単に外せるようにしたり、取っ手を付けて運搬しやすくしていますね。

私は、網を丸く作って吹付けしますね。
そしてある程度硬化した段階で網の結束線をはずして、コンガラとして出せるように。
網があると処分費上がるのでw(監督としての経費削減のコツ)

その後にコアを抜いて、圧縮強度試験です。

ちょっとした事ですが、知らない方はイメージしにくいので今回書いてみました。
それではまた。



