皆さんこんにちは。
エンタです。
圧縮強度試験が出ない時がありますか?
私も過去に何度かありました。
その時の対策や原因追及の方法を書いていこうと思います。
基本的には試験練りを行って本施工を行うのですが、行わない地域もありますよね。
しかしながら行う地域で強度が出なかった場合、本施工に移れないのでなぜそう言う結果を招いたのかを切り分けていく必要があります。
問題発生が起きた時になにが原因なのかを明確に切り分けることが大事です。
セメントミルクの場合
材料
セメント:早強なのか、普通なのか。
水:普通の水なのか?温泉地帯か?川?湖?水道水?
機械
撹拌:ハンドミキサー?縦型ミキサー?大型ミキサー?
環境
気温:氷点下?激熱?快適?
方法:どの様に作ったか?
試験場:公共?民間?
状態:硫黄キャッピング?研磨?その他の方法?
だいたい、上記の切り分けが出来ると思います。
セメントはほぼ大丈夫かと思います。
根本的な話になってきますからw
水もよっぽど温泉地帯でなければ問題無いと思います。
小規模工事の場合や機械搬入がその時出来ない場合にハンドミキサーを使用します。
その際の練り混ぜ時間等には十分配慮して行って下さい。
大体の場合は環境に依存する事が多い様な気がします。
グラウトの場合ですと、現場空中養生で行った場合周囲が氷点下になる様であれば強度発現は顕著ではありません。
が、より厳しい条件で強度が出れば問題無いわけですが、
この辺は監督の考え方なので、強度が出なければ発泡スチロール養生(地中想定)なども有りでしょう。
試験場が公共か民間かは非常に大事です。
公共だと定期的にキャリブレーション試験を行い、必ずコンクリート技師が潰してくれます。
コレが民間になると。。。何とも言えませんw
試験練り時に公共用と民間用で分けてセカンドオピニオン的に持っていくのはありです!
試験室も疑って当然です。
機械校正の問題や自動なのか、人が動かすのか?
キャッピングもしかりで誰でも出来ることなのですが、やり方次第では強度出ない場合も十分あります。
オススメは長めに作って研磨です。
どうでしょうか?
他に切り分けられる内容がありますか?
こうする事でどこに問題が有るのかをしっかり把握することで次の工事に生かせます。
特に品質においては規格を確保する必要があるので十分に気を付けたい所です。
問題が起きた時は切り分けが大事ですよ!
当然ですが、作成した自分自身も疑って下さいねw
自分だけは大丈夫と絶対に思わないで下さい。
それではまた。