公共事業でのモルダム工法

皆さんこんにちは。

エンタです。

モルダム工法

先日、公共での石積補強工事が終わりました。

竣工検査がまだですので全体の写真は出せませんが、ぱっと見はこの様な感じに仕上がりました。

モルダム

元はこの様な感じだったので、8割程度までをモルダムで注入し全体を一体化させる事が出来ました。

モルダム

結構深い部分が多かったので注入ホースを奥に突っ込んで奥からモルダムを積み上げていきます。

大事な事は奥からの積上げで確実にモルダムを石と石の隙間に充填する事です。

コレによって内部から全てを接着しながら表面まで仕上げます。

モルダム 注入

注入時の表面は荒れていますが、刷毛引きで仕上げます。

モルダム 刷毛引き

この様に刷毛引きする事で見た目の仕上がりが一気に良くなります。

まぁ性能的には刷毛引きする必要無いのですが、やった方が綺麗ないので。

 

本来であれば石の一番高い所までモルダムを注入して行くのですが、今回は8割程度で止めてあります。

と言うのも、石が大きく奥行きもかなりあってこのまま注入して行くと結構な金額になるという事で8割程度でストップ。

実際中からしっかり注入してあるので全てやらなくとも大丈夫だと思います。

そして河川での場所なので多少突起が有った方が増水時に少しでも流速減の手助けになればと思います。

 

実際は経験的に言えば裏からしっかり注入出来れば8割程度の注入で問題ないのですが、裏からしっかり出来ない場合は表面はしっかり上まで上げた方が確実ですね。

この工法で大事な事は連続性と一体化ですので今回はそれを確実に行えたと思います。

 

この工法は本当の意味での防災工事と言えるのですが、どちらかと言うと古い橋梁下部補修工事という意味合いでの発注が多いですねw

まぁしょうがないのですが、こうやって少しずつ展開して行けたらと思います。

 

それではまた。

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