皆さんこんにちは。
エンタです。
先日の能登の大雨で私的に凄く良い動画が撮れました。
見て下さい。
上部の方も水が出ており、安全の為に入れた水抜きパイプ
長さは4m程度です。
削孔径65で削孔し、有孔管を叩き込んで作った水抜きです。
そして先日の石川での凄い雨。
それまでほぼ出て居なかった水が、水抜きからジャンジャン出てきます。
しかもこのレベルの量が地山から出なかったら恐らく鉄筋挿入工施工後でも崩壊している可能性はかなり高いです!!!
私的には、鉄筋挿入工だろうが、法枠だろうが、水抜きは必須だと思っています。
コレこそ真の予防工事かと思います。
そしてその下の水抜きに特に注目して下さい。
ボルトと同じ方向なんです。
下方向に水抜き。(機械が入らない場所)
雨が降っていない時はこんな感じですね。
この下方向の水抜きパイプから水が出る時はどういう時か?
当然、地山の圧力から出る可能性もありますが、普通に考えるとコレですよね。
地山の穴付近まで地下水位が上がってきていると言う事です。
当然山の中のイロイロなミズミチからもジャンジャン流入してくるので一概には分かりませんが、
縦横無尽にあるミズミチを集約して水抜きボーリングから出てきます。
って思うと、水抜きロックボルトも下方向の方が認められやすいのか???て思いつつ、取りあえずは実験だなぁ~ってw
やはり予防工事で有るべきは水抜き工じゃない?
ほんと水抜きさえ入れていれば法枠すらも要らない。
って思いますねー
実際私が民間工事で行っている現場では基本水抜きです。
レッドゾーン等の問題も有るので、鉄筋挿入工+水抜き工です。
今の所水抜きからジャンジャン水出て大丈夫か!?
って言う連絡は受けた事が有りますが、崩壊した事は有りません。
大雨時に過剰間隙水圧が掛からないので崩壊するまでに至りません。
かつ鉄筋挿入工が入っているので最強かと!!?(まぁ民間レベルので法面なので?)
自社施工でも安全を見て自主的に水抜き入れているので効果の実績はいくらでも有りますが、
なにせ数字に表れにくいのが難点ですねw
なかなかコンサルにも進言しにくい所ではありますね。
経験的に、水抜きの長さは鉄筋挿入工程度以上がオススメです。
2mでは少ないので、出来れば4m以上です。
施工順序、方法によってはセメントミルクが入る可能性があるので気をつけて下さい。
それではまた。