皆さんこんにちは。
エンタです。
先週末に水抜きロックボルトの説明会をさせて頂いて、私的にはとりあえず公開出来てよかったです。
今後来て頂いた方にもう1つの特典を月末までに完成させるために今月もアッチコッチ行って来ますw
そもそも論なんですが、鉄筋挿入工の設計って
移動土塊と不動土塊で成り立っています。
グランドアンカー工で言えば定着部と自由長部です。
しかし、実際に山の中にそんなモノは存在ません。
上記絵がみんなが思う設計上の鉄筋挿入工(先端に水抜きが入っていますが、気にせずに)
簡単に書くと鉄筋を不動土塊部に差し込んでそこは動かない!
そして、移動土塊部を崩れない様にする。
って考えなんです。設計上は。
しかし実際は
不動土塊なんて存在しません。
検査官でもたまにいましたが、岩(ガン)は出た??って仰る方が。。。
私は昔から、そんなもんは無いですね~wwwって言ってましたけどw
現設計は分かれて計算しているのでこの考えから覆す?
おそらくそんな事は到底無理なので他の方法を考えるわけですが、実際と違う。
違うと言う事に蓋をして今まで通りで行こうとなっても今後はそうもうまく行かないように思うんです。
今までは、人をいくら掛けてやってもよかった時代。
しかし、今後は人は居なくなる。
ただでさえ人手不足。
今後求められる施工って間違いなく効率化と高寿命化です。
今の法面業界で言えば、何を無くせるか?
どの工法を施工しないで良い方向に持って行けるか?
って事だと思うんです。
例えば、モルタル吹付はラス張ってモルタル吹くだけなので楽ですが、法枠となると大変です。
人も必要ですし、それなりの経験が必要になります。
技術のそれ程いらない施工を目指していくと言う事も大事なんです。
法枠いらないよね?
って選択肢も今後考える必要になると思うんです。
そんな時にどうするか?
どんな工法があるか?
設計的に大丈夫なのか?
って事が必要になってきます。
その時のために、鉄筋挿入工の新しい設計方法の事を考えてもいいのかなーって思って居まして
関係各社及び関係各人、いろいろなネットワークを駆使して実験をしていこうと思います^^
今ある設計を覆すつもりは毛頭無くて、いかに共存ですね。
イロイロな考え方があってよいと思うので、イロイロな設計方法や思想があるのと同じです。
私の場合はあくまでも施工者としての目線で設計を考えて行ければと思います。
今からの時代は、何をやらないのか?なにをやめるのか?
って事を決めていく時代だと思います。
全部は持って行けないのです。
会社も個人も、取引先も。
それではまた。