皆さんこんにちは。
エンタです。
最近、うちでも石積の工事を施工始めました。
九州ではかなり流行っており減災工法として普及しています。
モルダム工法と言います。
公共での発注も増えてきており、民間・公共と施工数が増えています。
(上はうちの現場ではありません)
この工法単体工事と崩壊対策を設計した工法で民間工事を行っています。(安定計算はうちでやってます。)
見た目が非常に良く、施工後の安定感はバツグンですね。
パッと見は非常に簡単な工事に見えますwww
はい。簡単だと思っていました。。。。(意味深w)
モルダム工法をザックリ見て下さい。
私は法面屋視点でモルダム工法を書いていきますw
とりあえず、石積について書いてみます。
だいたいその辺にある古い石積は空積みと言われるモノです。(石の隙間から草がボウボウなら間違いないと思われる。)
空積みとは間知石(ケンイイシ)やブロック・自然石をモルタルなどの接着剤を使用せずに積んだ土留め事です。
石の重さで押さえています。(イメージは法枠と同じですが、石は連続性が無い)
石と石の間には位置を固定したり、調整するための噛ませ石と土が入っています。
通常であるとそのままの状態で何十年も経っているので中の土粒子が風雨で流されて行きます。
空隙が出来ると石が動きます。
石が動くと崩れます。
それを近年は目地に対し上からモルタルを塗っています。
そんな目地がどの様な状態かを見てみましょう。
どうでしょうか?石積の目地モルタルは表面1㎝程度です。
ちなみに、土粒子がたくさんある部分は今回の崩壊対策部分でも有るんですが、石積が前に押している部分ですw
その上部の土砂は無くなっており酷いところで30㎝以上の空隙があり、モルダムでしっかり充填し固定しました。
今回は石積にある程度のハラミも見られたため、崩壊対策も併用した施工です。
ひと昔前に流行ったボンド工法に仕上がりは似ていますが、中身は別物です。
続きは次回で
それではまた。