モルタル吹付に色粉を入れて着色すると強度が落ち、色むらができて最後はボロボロの可能性

皆さんこんにちは

エンタです。

東北地方の方々、大丈夫でしょうか?

線状降水帯の破壊力半端ないですね!

十分気を付けてほしいです!


閑話休題

左官墨

我々、法面を着色する際に色粉(いろこ)を入れると思います。(設計に入っている場合)

酸化マグネシウム系の色粉入れると赤っぽくなったり、黒っぽくなったりと様々ありますよね。

地域によって緑に見せる的な・・・・(中国か!?)

 

特に海岸周辺で使用しているところがあったり、

白のモルタルじゃぁってちょっと変わった趣旨の人(設計や役所)が入れると思ていますw

海岸はモルタルが白く光って魚がっていう話を聞いたことがありますが、本当でしょうか??

 

この色粉を入れるとどうなるかって、そりゃ色も変わるのですが

私の経験上では配合が悪くなる!

色粉を入れるとまずモルタルが粘りだすので、吹付しにくくなるんです。

その為、必ず砂が多くなるか水が多くなります。

 

するとどうなるかと言うと、明らかに強度が落ちるか(特に砂の悪い地域)クラックが入りやすくなります。

ポロポロと部分的剥離し落下します。

そして打ち継ぎ目のコールドジョイントも起き結構ひどい状態になります。

色粉の入っているモルタルでまともな状態の法枠を見たことがありませんw

表面ボロボロですよ?

 

もしも、色粉を入れようとしているのであれおススメしませんw

しかもですね、色むらがひどいんです。

毎日違った気温と湿度、地山の温度、水の量、砂の表面水率。

これを統一させることはほぼ不可能、100%無理なわけで100%確実に出来る色むらですw

竣工時に検査官がいう、「この色むらで良いの?何とかならないの?」って毎回言うんですよね~

 

そして数年後にボロボロw

もう何がいいのか分からないですねwww

モルタル吹付 クラック

先日たまたま見つけたモルタル吹付もとんでもないことになっており、幾度となく補修されてひどいことに。

 

しかも紫外線で色粉って薄くなって行くんです。

意外と白っぽくなって行くので意味ある?ってなり、

しかも経年劣化でボロボロになった際に奥にフレッシュな着色されたモルタルが現れるのでもっと色むらw

 

私的には色粉を入れるのは反対です。

良いこと一つもありません。

公共工事における無駄金だなーって思っています。

おそらくそう思っている方沢山いると思います。

 

色粉には十分気を付けて、施工しましょう?外しますか??

 

それではまた

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