皆さんこんにちは。
エンタです。
グラウンドアンカー工における受圧板使用時にザブトン枠を使用していると思います。
設計をされるコンサルの方はほとんど知らないと思いますが、
コレを設置したからと言って完全に不陸調整出来ないんです。
このザブトン枠の標準配合は貧配合モルタル(1:8~1:10)で施工するのですが、
実際は通常の1:4モルタルか最大でも1:6程度のモルタルで施工しております。
なぜかと言うと、荷重を掛けた際に割れたりして剥落する恐れがあるのでしっかり施工されていますw
ザブトン枠は微妙に割れながら馴染むので多少割れても良いのですが、それは役所が許さないでしょう。
その為しっかり強度を保てる材料で施工を行います。
地山のデコボコよりも当然綺麗に平坦に仕上げますが、それでも1㎝前後の差が生じます。
プロの左官屋がやっても0.5㎜程度は出ると思います。
昔は発泡スチロールだったのですが、耐候性でなく劣化するので今は使用しません。
耐候性マットを敷くことで確実に受圧板ザブトン枠に密着させて地山に荷重を伝える事が出来ます。
無い場合は部分的に隙間が生じて偏荷重が掛かっていることになります。
受圧板の構造上よっぽど問題は有りませんが、出来ればしっかり荷重を面で掛けていきたいですよね。
マットを使用すると上記の様にしっかりと荷重を地山に伝える事が出来ます。
受圧板の種類にもよりますが、正面の見た目はこの様になります。
マットは必ず耐候性マットにしないと経年劣化(紫外線)で朽ちてしまい、
荷重が除荷される可能性があります。
私のオススメはサンペルカL-900です。
ザブトン枠を設計するのであれば、必ずこう言ったマットを併用してほしいです。
ザブトン枠+不陸調整用耐候性マット を標準にして欲しい
隙間をモルタルで埋めるって単に検査対策だけで永続的な対策ではありません。(見た目だけ)
出来ればマットがオススメです。
後からの設計変更はイロイロと面倒なんですよね~w
それではまた。