皆さんこんにちは。
エンタです。
これ知っていますか?
EDH3.5 と言う機械です。
名前を見ると即分かると思いますが、エムズさんのドリフターです。
現場ではガチガチ固定して使いました。
そもそもが、コア抜きマシーンにハンマーを乗せた形状なので通常のガイドセルが無いんです。
その為、単管パイプを抱かせて固定するしかなかったのでこの様な形に。
この機械の特徴はまず重量です。
ハンマーだけで50kgで写真のレールや付属品で20~30kgあり、全体で80kg~です。
油圧のシステムで100kg切ってるってなかなかありません。
しかも油圧なので結構力強くて回転が止められる事は有りませんした!
よくエアーだと回転が止められる事がありますが、このEDH3.5は全く大丈夫でした。
まぁ地山は柔らかかったのも有りますが、同時に削岩機も使っていたのでその差は歴然でしたねーw
現場が終わってから仕上がったガイドセルがこちらですwww(実験出来ず)
上と下に単管を付けられるようにしてあるので吊り式でも、スキッド式にも出来る様にしてあります。
機械的にφ115までは余裕で削孔出来ますし、2重管も出来ます。
今回はφ65のみだったので威力十分でした。
当然ながらハンマーも付いているので岩に当たっても十分に削岩していくことが可能です。
ただし、皆さんが思っているような超強力なハンマーとは違います。
この機械サイズで重さを考えて下さいw
EDH3.5のハンマーは1発35J(ジュール)が4発です。
ようは皿バネが1回転するごとに4回打撃します。
その一発が35Jと言う事で、さっぱり分からないと思いますが電動ハンマーの中レベルと同じ程度の打撃力です。
ここに電動ハンマーでの比較があるので参考までに
だいたいですが、石頭ハンマーで強く叩いたぐらいの感じですねw
他社の仕事風景ですが、元々はこの様に使用されており、東京などの狭小地でのロックボルトで活躍しているようです。
今回は法面での使用でした。
機械的には非常にコンパクトで使い易い機械ですが、当然ながらデミリットもあります。
油圧ユニットがあるんですが、これが200kgあります。
非常にコンパクトなんですが、水冷で常に水を必要とします。
水道を軽くひねった感じの水量が常に必要で、ユニットから出てきたお湯は結構な温度ですw(50度くらいは有った)
真冬の施工でも機械温度が60度を超えていたので夏場はどうなるんでしょうか?
熱めの風呂に入れるレベルですからねーwww
循環だと冷却水がユニット抜けてから削孔水へ行く様な感じになるんでしょうねー
全体的には非常に小さくて良い機械です。
偽2重管削孔ではなく、しっかり2重管(当たり前ですが)削孔が出来ますw
そして、軽いのでどこへでも持って行ける機械としては最強だと思います。
今後こう言った機械で狭小地は、機械等の特許に縛られず施工出来ればイイですね。
気になる方はエムズへお問い合わせ下さい。
ちなみに、ガイドセル等は無いので自社で考えるか、エンタに問い合わせ下さい。
それではまた。